コミケのスマホゲーム
2025-02-14 10:45:09

スマホゲーム出展の新潮流。コミケでの企業ブース動向を分析

スマホゲーム出展の新潮流



株式会社スパイスマートは、2023年から2024年に設定されたコミックマーケットでの企業ブースに関する詳細な分析を行いました。このレポートでは、出展社の施策やトレンド、特にスマホゲーム業界の変化に焦点を当てています。調査対象は、コミケC102からC105までの75事例、49タイトルにわたります。

調査の背景



コミックマーケットは、ゲームのPR活動や新作発表の重要な場となっており、毎年多くのファンが訪れるイベントです。参加者は、特にコスプレやサブカルチャーを楽しみにしており、企業ブースもその流れに沿った形で関与することが求められます。今回の調査では、主に以下の4つのトレンドが確認されました。

1. コスプレイヤー活用の拡大



コスプレはコミケの文化として根付いており、企業ブースでのPR施策においてもますます重要な役割を果たしています。調査によると、出展したゲームタイトルの約26.7%がコスプレイヤーを起用しており、これはコスプレの需要が高まっていることを示しています。コスプレイヤーの起用は、ゲームキャラクターの魅力を直接体感できるため、新規ファンの獲得や既存ファンのエンゲージメント向上に寄与しています。

例として、C102では『レスレリアーナのアトリエ』が公式コスプレイヤーとともにフォトセッションを実施。SNSを用いたキャンペーンも展開し、参加者に限定アイテムが配布されるなど、ファンとのインタラクションを強化しました。さらに、『勝利の女神:NIKKE』では、人気キャラクター「紅蓮」に扮したコスプレイヤーが会場を巡回し、大きな話題を呼びました。

2. SNSとの連動施策



SNSは現代のイベント運営に欠かせない要素となっています。コミケにおいても、実際に来場できないファンを巻き込む施策が見られました。『鳴潮』では、事前登録期間中に試遊コーナーやオリジナルグッズの配布を行い、SNSを通じてフォロー&リポストキャンペーンを展開。抽選で限定グッズがプレゼントされる仕組みが広く活用され、8,000以上のリポストを得ました。このような施策は、ゲームへの関心を高め、オンライン上での盛り上がりを促進しました。

3. 事前登録タイトルの出展



近年、事前登録を開始したゲームタイトルがコミケにブース出展する傾向が強まっています。企業は試遊コーナーや、特典アイテムの配付によってユーザー獲得を狙い、SNSを利用した告知活動を併用しています。このようなアプローチは、出展企業にとっても有益であり、ユーザーとの接点を持つ貴重な機会となっています。

4. 特別体験型イベントの増加



来場者がゲームの世界観に浸れる体験型施策が増加しています。コミケ期間中に実施されたイベントでは、来場者が直にゲームの魅力を感じられるような企画が展開されました。たとえば、『IdentityV』では声優が担当するキャラクターとの対話が可能なLive2D交流エリアが設けられ、リアルな体験を提供しました。また、『時空の絵旅人』のオークションイベントは多くの注目を集め、希少商品が落札される様子が話題となりました。

今後の展望



株式会社スパイスマートでは、スマホゲーム市場の分析や企業のマーケティング戦略に関するリサーチを行っています。今回の調査を通じて得られた知見をもとに、今後も業界のトレンドをいち早くキャッチし、スマホゲーム企業への提案を進めてまいります。コミケを舞台にした出展施策のさらなる進化にも期待が高まります。

詳しい調査結果や具体的な事例については、スパイスマートのLIVEOPSIS会員向けに提供しています。ご興味のある方は、ぜひお問い合わせください。


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会社情報

会社名
株式会社スパイスマート
住所
東京都渋谷区広尾1-11-2BLOCKS EBISU 909
電話番号
03-6403-0661

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