奄美大島最南端の与路島で小中学生の留学体験を！

与路島での国内留学体験「海の子留学」

奄美大島の最南端に位置する与路島は、人口わずか54人の小さな有人離島です。大阪と東京からは遠く、秘境とも言えるこの地で、小中学生が新しい環境での生活を体験する「海の子留学」が始まります。今年度の応募は2024年9月30日までで、全国からの小学生および中学生がこのユニークなプログラムに参加できます。

与路島とは？

与路島は鹿児島県大島郡に含まれる島で、周囲には美しい珊瑚海が広がっています。島内には無人島のハミヤ島もあり、サガリバナの花が咲き誇る風景は多くの人々を魅了しています。与路港からは定期船で1時間40分の距離にあり、観光客が訪れることも少なく、まさに「静謐な楽園」とも言えるでしょう。

海の子留学の概要

「海の子留学」は、2015年にスタートしたプログラムで、今年度で11期目を迎えます。全国から集まる留学生は「与路グリーンハウス」での共同生活を通じて、地域の子どもたちと共に学びます。留学生には個室が用意され、集中して学習できる環境が整っています。

特に与路小中学校は少人数制のクラスで、個別指導が行われるため、一人ひとりの学力向上を目指しています。地域の人々と触れ合う中で、豊かな人間関係を築くこともこの留学の大きな魅力です。

与路グリーンハウスの魅力

与路グリーンハウスは2014年に完成した木造の建物で、留学生には広々としたリビングと6つの個室が提供されます。都市部の喧騒とは異なり、自然の音が心地よく響く中で、食事や勉強に取り組むことができます。また、図書室には200冊以上の本が揃えられ、自身の興味に合った本を手に取ることができるので、知識を深めることも可能です。

地域との交流

留学中は、地域イベントや活動にも積極的に参加します。たとえば、豊年祭や運動会、清掃活動などがあり、地元の人々とのふれあいを通じて、絆を深めることができます。さらに、奄美大島本島でのシューノケルやナイトサファリツアーのアクティビティもあり、大自然を体感する貴重な経験が得られます。

留学の詳細と応募方法

2025年度の海の子留学プログラムは、2024年9月30日まで応募を受け付けています。対象は、瀬戸内町外に住む小学3年生から中学3年生までの児童で、地域環境を理解し、学校生活に意欲的な心身ともに健康な子どもたちです。興味を持つ方は、まず体験留学に参加し、実際の生活を体験することが求められます。

助成金の制度も整っており、負担を軽減しながら参加できる点も秀逸です。具体的な募集要項や詳細については、瀬戸内町の公式サイトを訪問してご確認ください。