PowerCMSの新機能
2019-03-20 10:42:23
Webアクセシビリティ向上のためのPowerCMS新機能紹介
PowerCMSの新たなWebアクセシビリティ機能
近年、インターネットの普及に伴い、すべての人が情報にアクセスできる環境の整備が重要視されています。PowerCMSは、その一環としてWebアクセシビリティを強化し、新たな機能を追加しました。特にJIS X 8341-3に対応したWebアクセシビリティチェック機能の強化がその目玉です。
JIS X 8341-3対応の強化
今回追加された機能では、デザインテンプレートの編集画面に「JIS X 8341-3 検証」のチェックボックスが新設されました。これにより、プレビュー時には自動的にブラウザで表示された結果に基づくWebアクセシビリティのチェックができるようになります。また、ユーザーの言語設定が日本語の場合、表示されるメッセージや結果はすべて日本語で確認可能です。この機能は、Squiz Pty LtdのソフトウェアHTML_CodeSnifferを日本語化し、PowerCMSのプラグイン化したものです。
デザインテンプレートの評価
デザインテンプレート編集画面からは、JIS X 8341-3のチェックを手軽に行うことが可能です。これによって、ユーザーは自身の作成したコンテンツが認証基準を満たしているかを確認しやすく、自信を持って公開できるようになります。これまでは多くのステップを経なければならなかったアクセシビリティのチェックも、これ一つで簡単に行えるため、作業効率が大幅に向上するでしょう。
その他の強力な支援機能
PowerCMSには、JIS X8341-3(Webアクセシビリティ)に対応するための多様な機能が搭載されています。これには、データエントリー画面におけるAAおよびA項目の自動検証、リンクチェック機能、画像の代替テキスト、コントラスト比のチェック機能が含まれます。このような機能により、記事やページの作成が行いやすくなっています。
さらに、アップロードされたファイルでのコントラスト比の自動判別・チェック機能や、AI/ OCR技術を活用した画像の代替テキストの提案機能も搭載されています。これにより、特に視覚障害のあるユーザーにとって、コンテンツがより読みやすく、アクセスしやすいものになります。
テキストの難易度評価と支援機能
加えて、入力されたテキストの難易度を可視化したり、「やさしい日本語」に変換するための提案機能もあり、日常的に使われる言葉に直す手助けをしています。これにより、専門的な用語に悩むことなく、多くの人が理解しやすいコンテンツの作成が可能です。この機能は特に教育や公共機関など、多くの人に向けた情報発信が求められる場面で大いに役立つでしょう。
画像解析AIとOCR技術を活用した機能
画像に含まれるテキスト内容のコントラスト比を評価する機能も新たに追加されています。視覚的表現には、画像の質や色のコントラストが大きく影響するため、この機能は特に重要です。画像解析AIとOCR技術を利用して、画像に対して代替テキストを推奨する機能も搭載されました。これにより、画像を使用する際に、視覚障害者が情報をスムーズに取得できるように配慮されています。
まとめ
PowerCMSの新しいアクセシビリティチェック機能は、ウェブサイト運営者だけでなく、すべてのインターネットユーザーにとって非常に重要な進展を遂げています。これにより、ウェブコンテンツのアクセシビリティはさらに向上し、多くの人々が情報にアクセスしやすくなることが期待されます。今後もさらに機能の充実が進むことを期待しています。
会社情報
- 会社名
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アルファサード株式会社
- 住所
- 大阪府大阪市中央区北浜1丁目1-21第二中井ビル4F
- 電話番号
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06-6203-5702