日本初上陸!豆を使わないエスプレッソ粉「ATOMO COFFEE」
2024年8月27日、渋谷のash zero waste cafe & bar(æ)にて、豆を使わないエスプレッソ粉「ATOMO COFFEE」が日本に初めて登場します。この新しいコーヒー体験を提供するのは、アメリカ・シアトルに本社を置くスタートアップ企業、ATOMO COFFEE社です。
豆を使わないコーヒーの誕生
2019年に設立されたATOMO COFFEE社は、農業製品をアップサイクルするコンセプトを基に、これまでのコーヒーとは全く異なるスタイルの飲料を開発してきました。特に注目すべきは、環境への配慮です。従来のコーヒー栽培では膨大な二酸化炭素を排出し、水資源を浪費しているのに対し、「ATOMO COFFEE」は約83%の二酸化炭素排出量削減を実現しました。
2050年にかけて予想される「2050年コーヒー問題」に立ち向かうため、同社はアップサイクル素材を利用し、持続可能な食品システムの発展を目指しています。これにより、サステナブルなコーヒー体験を多くの人々に届けようとしているのです。
特徴的な製法と風味
「ATOMO COFFEE」はリバースエンジニアリングの手法を用いて、コーヒー豆の分子構造を分析。その結果、通常は廃棄されるデーツの種子や、レモン、グアバといった植物由来の成分を組み合わせた、環境に優しいエスプレッソ粉を生み出しました。これによって、香り、ボディ、味わい、色、カフェインの5つの要素を最適化し、豆を使わないにもかかわらず本格的な風味を再現しています。
現在、アメリカでは家庭用のドリップタイプとカフェで楽しめるエスプレッソスタイルの2種類が提供されています。さらに、同社は特許の出願も進めており、未来のコーヒー文化に向けた技術革新を推進しています。
日本で楽しむATOMO COFFEE
日本では、2024年8月27日よりash zero waste cafe & bar(æ)で「ATOMO COFFEE」の提供がスタートします。同店は廃棄物ゼロを基本理念にし、内装やメニュー、オペレーションに至るまであらゆる面で環境への配慮がなされています。特にアップサイクル素材を使用した「ATOMO COFFEE」の本物の味わいを楽しむことができるスポットとして注目されています。
提供されるメニューには、530円(税抜)の「ATOMOエスプレッソ」、630円(税抜)の「ATOMOマキアート」、670円(税抜)の「ATOMOラテ(ホット・アイス)」などがあります。
CEOのコメント
ATOMO COFFEEのCEO、アンディ・クレイチ氏は、「ashとパートナーシップを結ぶことができ、大変光栄です。日本の豊かなコーヒー文化へアプローチできること、そして環境に優しい代替品を提供できることは、私たちのミッションとも合致しています。日本のコーヒーファンが新しい体験を楽しむことを期待しています」と語っています。
最後に
「ATOMO COFFEE」は、サステナビリティを重視しつつも、豊かな味わいを提供する新しい形のコーヒー粉です。環境への配慮を忘れずに、コーヒーを楽しむ未来を切り開く「ATOMO COFFEE」を是非一度味わってみてください。