親が子供に望む仕事ランキング!安定志向から夢追い人まで、世代・年収・学歴で異なる理想像
「将来、子供にはどんな仕事に就いてほしいだろう?」
子育て中の親なら、一度は考える悩みではないでしょうか。
今回、不動産メディア「幸せおうち計画」を運営する株式会社AZWAYが、10代から60代以上の490人を対象に「子供に就いて欲しい職業」についてアンケート調査を実施しました。
その結果、子供の将来に対する親の期待や価値観が、世代や年収、最終学歴によって大きく異なることが明らかになりました。
安定志向が強い?上位は会社員、公務員、薬剤師
490人の回答者から「子供に就いてほしい仕事」を聞いた結果、1位は「会社員」が240人、2位は「公務員」が201人、3位は「薬剤師」が105人という結果になりました。
1位と2位は3位にダブルスコアをつける結果となり、安定した収入と福利厚生が魅力の会社員と公務員が、多くの親から支持されていることがわかります。
会社員を選んだ理由として、多くの回答から「安定」という言葉が聞かれました。
「フリーランスで働いている私自身、安定した収入を得るまでに苦労しました。子供にはそんな苦労はさせたくない。」(30代男性)
「会社員は、安定した収入を得ることができ、福利厚生も充実しているので安心できます。」(30代女性)
公務員を選んだ理由にも、安定した生活を子供に送ってほしいという思いが強く見られました。
「公務員は、犯罪者という部類にならなければ将来が安定している。子供には安心して働いてほしい。」(30代男性)
「休みも取りやすく、福利厚生も充実しているので、子供には是非公務員になって欲しい。」(50代男性)
薬剤師を選んだ理由として、需要が安定しているという点が挙げられました。
「医療系はどんな時代でも食には困らないと思う。医者ももちろん良いですが、高額な授業料がかかるので、薬剤師であれば現実的です。」(40代女性)
「将来、どんな状況になっても安定して働ける職業であり、需要がなくなることは考えられない。」(50代男性)
年収1,000万円超えると変化!経営者への期待が高まる
年収別に回答結果を分析したところ、どの年収層でも「会社員」「公務員」「薬剤師」は上位にランクインしていました。しかし、年収1,000万円を超えると、上位に「経営者」がランクインするという興味深い結果になりました。
高収入の世帯では、子供が将来、自分の力で事業を立ち上げ、成功してほしいという期待が強いことがわかります。
「会社員として定年まで働きましたが、自分の理想を追い続けることができませんでした。子供には、経営者として自分の夢を追求してほしい。」(60代以上男性)
「会社員は会社の中の歯車でしかありません。子供には、自分で自由に仕事を作り、スピード感を持って動ける経営者になってほしい。」(30代男性)
学歴によって異なる仕事の選択肢
最終学歴別にランキングを見ると、中学校卒業の人たちは、他の学歴層に比べて幅広い職業を希望していることがわかりました。
一方で、大学院卒業の人たちは、「医師」の順位が高くなっています。
これは、学歴によって子供の将来に対する期待や、子供の能力に対する認識が異なることを示唆しています。
親の願いと子供の夢、大切なのはバランス
今回の調査結果から、親世代は安定した職業に子供を就かせたいという思いが強いことがわかります。しかし、多くの親が「最終的には子供の意思を尊重したい」とも回答しており、子供の夢や希望を大切にしたいという気持ちが強いこともわかりました。
子供の将来を真剣に考えることは、親として当然のことです。しかし、子供自身の夢や希望を尊重し、健全なバランスを保つことが大切と言えるでしょう。
※全ての集計結果データは以下から閲覧可能です。
URL:https://azway.co.jp/news/4090/