沖縄の新たなラム「IHEYA ISLAND RUM」誕生
沖縄の酒造所、瑞穂酒造が新たなラムのプロジェクトチーム「ONERUM」を立ち上げました。この取り組みの一環として、今後2年間で個性的なラムを展開する「Single Island Series」がスタートし、その第一弾として「IHEYA ISLAND RUM」が登場しました。
IHEYA ISLAND RUMとは?
「IHEYA ISLAND RUM」は、沖縄の伊平屋島で生産された黒糖をたっぷりと使用した高品質なラムです。具体的には、500mlのラムボトルに対し、伊平屋島産の黒糖を約700g投入。これにより、豊かな風味を実現しています。このラムには、バタークッキーのようなロースト感や南国のココナッツのようなクリーミーさが薫り、まろやかで優しい味わいが楽しめます。また、味わいにスパイシーさとほのかな塩気が加わり、奥深い魅力を見せています。
飲み方のバリエーション
ホワイトラムの多くはカクテルのベースとして愛用されますが、「IHEYA ISLAND RUM」はその芳醇な風味により、ストレートやロックでも楽しめます。さらに、南国のフルーツを加えたフルーツハイボールや、トニックと合わせるスタイルもおすすめです。また、ラムコークとしてコーラと混ぜれば、家庭でも手軽に楽しむことができます。
伊平屋島の魅力
伊平屋島は沖縄本島から北へ約41km、神々の伝説が残る地です。島の中心には「クマヤ洞窟」が存在し、そこから見渡せるエメラルドグリーンの海はその美しさを語ります。伊平屋島の約70%は山地で、さとうきびや稲作が盛んに行われています。2021年時点での人口は1,134人と、非常に小さなコミュニティですが、独特な文化と素晴らしい自然が広がっています。
ONERUMプロジェクトの背景
瑞穂酒造の「ONERUM」プロジェクトは、伝統的なさとうきびを用いたラム作りを目的に、農家や研究機関、酒類関係者が一堂に会する形で始まりました。現在は沖縄の8つの離島から黒糖を集め、その特性を引き出したラムの開発を行っています。このプロジェクトを通じて、沖縄のラムの新たな楽しみ方や、さとうきびの多様性を示すことを目指しています。
これからの展開
ONERUMプロジェクトでは、シングルアイランドシリーズのほかに、ブレンデッドシリーズやアグリコールシリーズも展開予定です。2023年中には伊平屋島以外のラムもリリースされる予定で、今後の沖縄ラム界の発展に期待が高まります。
商品情報
- - ブランド名: ONERUM
- - 商品名: IHEYA ISLAND RUM
- - 発売日: 2021年7月21日
- - 取扱店舗: 瑞穂酒造、全国の酒販店
- - アルコール度数: 40%
- - 価格: ¥3,300(税込)
- - 生産本数: 800本
- - デザイン: BOOTLEG / 千海博美
沖縄の新たなラムの歴史がここから始まります。「IHEYA ISLAND RUM」を通じて、沖縄の風土や文化に触れてみませんか?