女子ボートレーサー調査
2022-10-19 16:00:01
女子ボートレーサーの魅力と実力、男女差の認識を探るアンケート結果
女子ボートレーサーの魅力と実力、男女の認識
2022年8月、ボートレース丸亀で行われたGⅠ『第36回レディースチャンピオン』出場選手52人を対象にしたアンケートが実施されました。この調査では、女子ボートレーサーの実力、職業の魅力、男女差に関する意識を探ることを目的としています。以下、その結果を詳しく解説します。
1. 男女の実力差について
近年、女子ボートレーサーは男子レーサーとしのぎを削る存在として認識されています。アンケートでは、男女の実力に関して「かなり離れている」と感じている選手が16人、「まあまあ離れている」とする選手が23人と、約7割強が男女差を感じていることが分かりました。一方で、男女差がそれほどないと回答したのはわずかに9人でした。特に乗艇技術においては、体力や筋力の差からランクが分かれることが多く、ここでも「かなり離れている」と「まあまあ離れている」と答えた選手が多い結果となりました。逆にエンジン整備・プロペラ調整に関しては、男女差をあまり感じていない選手も多いようです。
2. 女子選手の強み
女子ボートレーサーが持つアドバンテージについても注目されました。特に「体格」に関しては、体重制限の違いから女子選手に利点があるとの意見が多数上がりました。他にも「向上心」や「ハングリー精神」、「コミュニケーション能力」といったメンタル面においても女子の強みに挙げられています。彼女たちは水上ではライバルでも、陸では互いに助け合う関係を築いているようです。
3. 男女混合レースへの意欲
また、男女混合レースに対する意識も調査しました。「男女混合レースが好き」と答えた選手は約7割に上り、その理由として「女子レースより勉強になる」「男子と戦うのが楽しい」といった意見が多く寄せられています。これは、男子選手との対戦が自分自身の成長に繋がると考えている証拠です。
4. ボートレーサーという仕事の魅力
女子ボートレーサーの職業を魅力的に感じる点は「収入」が46人と圧倒的に多く、「やりがい」が31人、「実力主義」が22人と続いています。女子レーサーの2021年の平均年収は2300万円で、メジャーな職業と比べても非常に高い水準にあります。
5. 職場環境への満足度
職場環境についても分析が行われました。約56%の選手が「おおむね満足」と回答する一方で、「かなり不満」とする意見も約42%ありました。また、選手が望む職場の施設として最も多かったのは「マッサージ・リラクゼーション」で、次いで「託児施設」が求められていることがわかりました。
6. 将来のボートレーサー像
多くの選手が自分の子供にボートレーサーを勧めることに対して賛同している姿勢が見受けられました。これは、ボートレーサーという職業が素晴らしいものであると同時に、自身でも楽しい体験であるという認識の表れではないでしょうか。特に香川素子選手のように、息子も共に歩む姿勢は、職業の魅力を増幅させています。
7. 一流のボートレーサーになるために
最後に、一流のボートレーサーとして必要な条件について、多くの選手が「安定した成績」を挙げました。さらに、選手仲間や関係者からの信頼、ファンから支持されることも重要だと強調されています。年収については、5千万円以上を望む声が多く、自身の成長と周囲との協力が重要であることが再確認されました。
このように、女子ボートレーサーたちは自らの強みや職業の魅力を感じ、さらなるステップアップを目指しています。今後もその活躍から目が離せません。
会社情報
- 会社名
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一般財団法人日本モーターボート競走会
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- 東京都港区六本木3-16-33青葉六本木ビル4階
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03-6807-4308