世界こども未来会議の意義とは
2023年3月24日、東京都庁大会議場で開催された「第4回国連を支える世界こども未来会議」では、持続可能な未来を考えることがテーマとなりました。この会議は、世界中の子どもたちが集まり、自らの未来について意見を出し合い、アイデアを共有する有意義な場とされています。
子どもたちの提言
今回の会議では、SDGs(持続可能な開発目標)から、「気候変動に具体的な対策を」と「平和と公正をすべての人に」という2つの目標に焦点を当てました。小学生たちがグループで持続可能な未来に向けたアイデアを考え、11名の代表者が選ばれました。彼らはこの夏、ニューヨークの国連本部へ訪れ、提言内容をまとめたアイデアブックを国連の関係者に提出しました。
マイナビキッズアンバサダーと報告会
ニューヨーク訪問の経験を振り返る場として、9月14日には株式会社マイナビの銀座オフィスで報告会が行われました。この報告会では、平和についてのジャーナリスト堀潤氏の講演を交えながら、マイナビキッズアンバサダーたちがニューヨークでの学びを発表しました。彼らは、言語の重要性や、人々の絆の大切さを感じたことを語り、国連での経験が自身の成長にどのように影響したのかを共有しました。
具体的なアイデア内容
子どもたちの提言の内容は非常に具体的です。「気候変動に対する具体的な対策」としては、日常生活での電力使用の節約や、環境に優しい化粧品の選択、環境問題を学べるゲームの提案などが挙げられました。また、「平和と公正」を実現するためには、感謝の気持ちを伝えることや、親切心を持つこと、オープンなコミュニティを作ることが重要だとされました。
学び続ける重要性
報告会では、それぞれの参加者がニューヨークでの経験を通じて得たことを改めて議論しました。「さまざまな国籍の人々と英語でコミュニケーションを取る中で、言語の壁を越える重要性を再認識した」「ニューヨークの9.11記念館を訪れ、人々の絆の強さを感じた」という発表は、参加した全員に共感を呼びました。参加者たちは、視覚的な形で平和を表現することが大切であるとも述べており、それを実現する方法を考えることが今後の課題の一つとして残りました。
未来への展望
マイナビは、子どもたちの未来を応援することに力を入れており、彼らの可能性を広げるための様々な取り組みを支援しています。今回の報告会で、参加証明書が参加者に贈られるなど、彼らの活動が評価される場ともなりました。今後も、マイナビは「一人ひとりの可能性」と向き合い、未来を共に考えていく姿勢を大切にしていくことでしょう。
子どもたちの提言が国連へ届くことで、彼らの声が世界に広がり、持続可能な未来の実現へと繋がることを期待したいと思います。