リーガルテック社が発表した新たな「VDRsポータル」の実力とは?
リーガルテック株式会社が、業界に特化した新たなデータルームソリューション「VDRsポータル」を発表しました。本サービスは、機密資料を安全に外部組織との間で共有するための統合管理プラットフォームであり、さまざまな業界でのプロジェクト活動を支援することを目的としています。
増加する外部組織との連携
近年の企業活動では、M&A(合併・買収)、共同研究、資金調達、品質監査など、外部組織との協力が不可欠なプロジェクトが多く見られるようになりました。しかし、従来のメール添付や一般的なクラウドストレージを用いた資料共有では、いくつかの深刻な課題が存在していました。たとえば、資料が一度外部に渡ると、その後の転送や再共有を制御することが難しく、情報漏洩のリスクが高まります。また、更新された複数のファイルを管理することも困難で、最新版を把握できない状況によって、プロジェクト運営に遅れが生じる原因にもなっています。
こうした課題を解決すべく開発されたのが、「VDRsポータル」です。様々なプロジェクトの情報を安全に管理できるシステムを通じて、運用負荷の軽減とセキュリティの強化を図ります。
「VDRsポータル」の特長
「VDRsポータル」では、以下のような特長を持った機能が提供されています:
- - 高度なセキュリティ機能:資料のダウンロードができない設定や、コピー・転送の制限、画面録画を抑止する機能を搭載。これにより、機密資料の漏洩リスクを効果的に抑制しています。
- - 詳細なログ管理:ユーザーのアクセス履歴や閲覧時間を秒単位で記録するシステムが整備され、監査や説明責任の対応に役立てることができます。
- - 洗練された資料構造:途中から参加したメンバーでも迅速に全体像を把握できるよう、資料構成が整理されている点も魅力の一つです。
- - AIによる要約・論点抽出:大量の資料の中から重要な情報をAIが要約し、迅速なキャッチアップを支援します。
これにより、特にM&Aや共同研究、ガバナンス関連の業務において、専門家がより効率的にデータを管理し、プロジェクトの進行を加速させることが可能になります。
今後の展望と取り組み
リーガルテック社は、今後「VDRsポータル」を起点として、さまざまな業界におけるAI活用事例を発信し、外部との情報共有を伴うプロジェクト全体の効率化を支援する意向を示しています。これにより、企業のビジネスプロセスがさらにスムーズになり、機密情報の管理が進化することでしょう。
会社概要
- - 会社名:リーガルテック株式会社
- - 設立:2021年3月
- - 代表取締役社長:平井 智之
- - 所在地:東京都港区虎ノ門5-13-1 虎ノ門40MTビル4F
- - 資本金:3億7,900万円
- - URL:リーガルテック公式サイト
当社は、特許調査プラットフォーム「MyTokkyo.Ai」、ナレッジベース「IPGenius」、秘密情報共有のためのデータルーム「リーガルテックVDR」などを手掛けており、企業の知的財産や機密情報の管理をサポートしています。新たな「VDRsポータル」をぜひ活用して、業務効率を高めてみてはいかがでしょうか。