初夏の味覚！静岡・用宗港のしらす漁が始まりました

静岡県静岡市にある「用宗港」で、春の到来を告げるしらす漁が解禁されました。3月21日（金）に初漁が行われ、約400kgの新鮮なしらすが水揚げされる運びとなりました。これから1月14日（水）までの期間中、用宗港近くの「どんぶりハウス」などの飲食店では、その日の水揚げを活かした様々なメニューを楽しむことができます。

用宗港のしらす漁とは？

用宗港では、しらすの鮮度を保つために、特別な漁法が用いられています。漁船の役割を分担し、網を曳きながら新鮮なしらすを確保するのです。獲れたしらすは、約10〜15分で港に運ばれ、すぐに競りにかけられます。この迅速な流通が、用宗のしらすが抜群の品質である理由の一つと言えるでしょう。

美味しさの秘密

用宗は豊かな自然環境に恵まれており、多くのプランクトンが生息する栄養豊かな漁場です。また、用宗の海は水質が良く、南アルプスや富士山からの清らかな水がしらすの成長を助けています。さらに、用宗港の選りすぐりのしらすは、漁業者が手間暇を惜しまずに育てた成果なのです。

とれたてのしらすを楽しむメニュー

この漁期中には、漁協直営店「どんぶりハウス」で新鮮なしらすを堪能するメニューが多数用意されています。以下のようなラインナップがあります：

- 生しらす丼：800円。この日の水揚げされた生しらすをたっぷり盛りつけた、シンプルながら贅沢な一品。
- 釜揚げしらす丼：800円。生しらすを釜揚げし、醤油をかけて味わうことができる王道のメニュー。
- 用宗丼：1,000円。生しらすとまぐろの二色丼で、それぞれの味が楽しめる贅沢さ。
- しずまえ丼：1,000円。用宗の釜揚げしらすと清水港のマグロが魅力的に組み合わさった一皿。

お土産にも喜ばれる直売所

また、用宗港には漁協直売所もあり、釜揚げしらすやしらすの佃煮など地元の特産品が販売されています。家族や友人へのお土産にもぴったりです。直売所では、500円から購入できる釜揚げしらすや、400円のしらす佃煮も販売しており、直営ならではの新鮮さと美味しさを体感できます。

用宗しらすの新たな楽しみ方

さらに、用宗特産の釜揚げしらすを練り込んだヨーグルトジェラートもお楽しみいただけます。甘さ控えめで、しらすの風味がほんのり感じられる新感覚スイーツです。

用宗港の歴史と未来

用宗港は、古くから漁業が盛んで、隣接する焼津港と共に発展を続けています。しらす漁は明治時代から行われており、現在でも54隻の漁船が活躍しています。漁業に最適な環境が整っており、これからも多くの人々に用宗のしらすの魅力を伝えていくことでしょう。

春の訪れとともに、色とりどりの料理が楽しめる用宗港で、新鮮なしらすを心ゆくまで堪能してみませんか？