中目黒に新たなフレンチレストラン「Schola」がオープン、料理教室との新しい形の融合

中目黒にオープンした新しいフレンチレストラン「Schola」

2023年12月8日、中目黒に新しいフレンチレストラン「Schola（スカラ）」がオープンします。この店舗は料理教室「シェフクリエイト」が運営しており、レストランとしての機能と料理人を育成する教育機関という二つの役割を兼ね備えた独特のモデルを持っています。「Schola」という名前はラテン語で「学校」を意味しており、その名の通り、料理技術を短期間で学ぶ新しい形を提供しています。

洗練されたモダンフレンチを楽しむ

店内は、樹齢400年の天然木を使用したカウンターや、国産の欅を取り入れた椅子でまとめられたシックな内装が特徴です。ここでは、経験豊富な料理長である日吉瑞己氏と、料理コンペティション「REDU-35」でブロンズエッグを受賞した若手料理人の辻岡靖明氏が心を込めたモダンフレンチを提供し、独特なカウンタースタイルでの食事体験を提供します。

特にワインのセレクションには力が入れられており、常盤努氏が監修を務めています。彼は数々の名店での経験を活かし、料理にぴったりと合うワインペアリングを提案してくれます。

日本各地の生産者との繋がり

「Schola」では、料理が持つ地域の特色を大切にしています。料理学校の卒業生や在校生は複数の生産者と連携しており、食材の選定にもこだわっています。例えば、埼玉県秩父郡横瀬町の株式会社カリラボが提供するジビエ鹿肉は、料理人たちから高い評価を得ています。このように、シェフたちは顔の見える生産者から新鮮で高品質な食材を入手し、季節の移ろいを感じることのできる彩り豊かなフレンチコースを提供しています。

料理学校としての実績と新しい挑戦

「シェフクリエイト」は、2014年に設立以来、独自のプログラムで数多くの卒業生を世に輩出してきました。その中で、このフレンチレストラン兼研修店舗「Schola」は新たな試みとして、セカンドキャリア支援プログラム「飲食店独立開業コース」を展開します。このコースでは、経験豊富な料理長が講師となり、社会人が無理なく飲食店を開業するための必要なスキルを教えます。

特に、40〜50代の社会人にとって飲食業界への転身は現実的な選択肢となりにくいですが、本コースは彼らに新たな道を提供することを目的としています。受講者は週1回の参加が可能で、現職を続けながら夢を追えるのが魅力です。

研修プログラムの詳細

「飲食店独立開業コース」は、店舗オペレーション、メニュー開発、経営研修という3つの主要な柱で構成されています。受講者は、食材の選定や調理技術、衛生管理、さらには競争力のあるメニュー作成や事業計画の立案まで、必要な知識と技能を1年間で身につけることができます。これにより、飲食店の成功に必要なノウハウを効率的に学ぶことができます。

講師陣の紹介

料理長の日吉瑞己氏は、高級フランス料理店での経験を経て、シェフクリエイトの代表として活動されています。また、辻岡靖明氏は独自のスタイルで料理を創造し、常盤努氏はワインサービスの専門家として多数の名店で活躍されています。これらのプロフェッショナルがそろい、受講生は多角的な視点から学びを深めることができます。

店舗概要

「Schola」は、東京都目黒区青葉台1-25-10のバウ青葉台2階に位置し、アクセスも便利です。営業時間は19:00から21:30まで、月曜日が定休日となっています。全14席の小ぢんまりとした空間で、アットホームな雰囲気の中で料理を楽しんでいただけます。ディナーコースは9,900円、ワインペアリングは6,600円で提供されます。

ぜひ、大切な方とともに新たな美の体験を「Schola」でお楽しみください。