東急不動産の「LOGI'Q綾瀬」紹介
東急不動産株式会社が2025年5月30日に竣工予定の新たな物流施設「LOGI'Q綾瀬」。この施設は神奈川県綾瀬市に位置し、関東最大級のマルチテナント型倉庫として注目を集めています。また、綾瀬市と結ぶ防災協定を締結し、地域の防災拠点としての役割も担うことが期待されています。
立地とアクセス
「LOGI'Q綾瀬」は、東名高速道路「綾瀬スマートI.C」から約1.1kmという好立地にあり、配送効率の高い点が特徴です。延床面積は117,000㎡を超える大規模な設備で、地上5階建てのシングルランプ構造を備えており、トラックによる効率的な荷下ろしが可能です。このような立地の良さと施設の仕様は、既に複数の入居契約を生んでいます。
防災のための先進技術
「LOGI'Q綾瀬」では、地域の安全を考慮し、業界初のプレキャストコンクリート免震構造を採用しています。これにより、地震の影響を大幅に軽減し、建物内の人々や物品の安全を確保します。敷地内には、災害時に使用できるマンホールトイレや簡易ベンチ、さらには非常用の防災電源も設置されており、地域住民の避難所としても利用可能です。
環境への配慮
本施設では、屋上に設置された約1.75MWの発電能力を持つ太陽光発電所が利用され、発電した電力は全て自家消費に回されます。加えて、再生可能エネルギーの導入や、省エネ設計を進め、各種環境認証において最高ランクを取得しています。これにより、環境経営を徹底した施設となっています。
施設内の利便性
施設内の共用部には、渋谷の文化を反映したデザインが施され、利用者がリラックスできる休憩室やエレベーターエリアが整備されています。これにより、従業員の作業環境を向上させる努力も行われています。
社会的意義と未来への展望
東急不動産ホールディングスの「GROUP VISION 2030」は、環境に優しい事業運営を目指しており、「環境先進企業」を目指して進む様々な取り組みが展開されています。「LOGI'Q綾瀬」はその一環として、地域防災への寄与を果たしつつ、持続可能な発展に寄与できる期待がかかっています。
このように「LOGI'Q綾瀬」は、物流と防災、環境との調和を図りながら、地域社会に貢献する新たなモデルケースを提示しています。