葉山古民家でSTO導入
2020-10-20 10:00:06
エンジョイワークスが葉山の古民家活用で国内初のSTOスキーム導入へ
エンジョイワークス、葉山の古民家プロジェクトにSTO導入
神奈川県三浦郡葉山町に拠点を置く「エンジョイワークス」は、古民家を活用した宿泊施設づくりを進める中で、国内では初となる不動産特定共同事業向けのSTO(セキュリティートークンオファリング)スキームを導入することを発表しました。これは、株式会社LIFULLおよびSecuritize Japanが提供する先進的な技術を活用したものです。
新たな投資の形「STO」とは
STOは、ブロックチェーン技術を利用して証券のデジタル化を実現する仕組みで、資産の流動性を高めることが期待されています。エンジョイワークスは、現在「ハロー!RENOVATION」プラットフォームで募集中の「<葉山>葉山の古民家宿づくりファンド」にこのSTOを導入します。これにより、出資者は匿名組合出資持分を表すセキュリティートークンを取得でき、運用開始後には第三者への持分譲渡が可能になるのです。これまでのファンドでは難しかった換金性を配送することで、出資者にとっても参加しやすい環境となります。
なぜ今、古民家再生なのか
今回のファンドのコンセプトは「日本の暮らしを楽しむみんなの実家」です。古民家「平野邸」を地域住民と来訪者が交流できるコミュニティスペースと宿泊施設にリノベーションし、地域の魅力を再生することを目指しています。このプロジェクトは、出資者が長期的な視点で地域づくりに関わることを促進するため、5年程度の運用期間を予定しています。計画は、運用期間中にも新たな参加者を募い、まちづくりの仲間を増やすことにつながります。
STOスキームの特徴
「ハロー!RENOVATION」での手続きは従来通りで、クラウドファンディングの匿名組合出資者が持分譲渡を希望するときにセキュリティートークンが発行されます。このトークンは、Ethereumのパブリックブロックチェーン上に記録され、透明性と安全性が保証されます。これにより、参加者は安心して投資に取り組むことができるのです。
地域活性化と未来への挑戦
エンジョイワークスの代表取締役、福田和則氏は、「地域の空き家を生かすことで、地域コミュニティを強化し、多くの人が参加できるまちづくりを実現したい」と語っています。LIFULL社のコメントでも、エンジョイワークスの挑戦を高く評価し、コミュニティ形成を通じたまちづくりがさらに進展することを期待しています。
体験イベントの開催
さらに、エンジョイワークスは10月31日(土)に「秋の平野邸体験会!」を開催予定です。古民家再生プロジェクトへの理解を深め、地域の魅力を体感できる貴重な機会となります。興味のある方はぜひ参加してみてください。
この取り組みが成功することで、さまざまな地域での古民家活用や、持続可能なまちづくりが加速することが期待されています。
会社情報
- 会社名
-
株式会社エンジョイワークス
- 住所
- 神奈川県鎌倉市由比ガ浜1-3-1 2F
- 電話番号
-
0467-53-8583