国内初の廃棄物由来燃料活用J-クレジットプロジェクト
Carbon EX株式会社(東京港区、代表取締役:西和田浩平、竹田峻輔)は、株式会社TOAシブル(千葉県八千代市、代表取締役社長兼CEO:安池慎一郎)と共同で、国内初の「廃棄物由来燃料を活用したGHG削減プロジェクト」のJ-クレジット登録を支援しました。このプロジェクトが日本国内で承認されたのは初めてのことです。
プロジェクトの特徴と背景
この取り組みでは、TOAシブルが独自に開発した再生燃料「BWF®」を用い、J-クレジット方法論「EN-S-019」に基づいて産業廃棄物をエネルギー源とする新たな道を切り開きました。廃棄物由来燃料を使用したプロジェクトとしても初めての事例であり、産業廃棄物処理と再生燃料の分野で脱炭素化を目指す新たなモデルケースです。
産業廃棄物業界の課題
産業廃棄物業界は、資源の循環や高度な処理技術の導入を進めているにも関わらず、化石燃料の代替として活用できる廃棄物の利用は未だ限られています。このことはGHG削減の大きな障害となっており、制度や技術面での課題が残っています。TOAシブルは、再生燃料「BWF®」を利用することで、この分野に新たな活路を見出しました。
Carbon EXによる支援内容
Carbon EXは、プロジェクトの認可に向けて、以下の支援を行いました:
1.
適格性の精査と申請支援
J-クレジットにおける新しい方法論「EN-S-019」に則り、プロジェクトの適格性を検証し、申請に必要な文書作成と審査をサポートしました。
2.
戦略的なクレジット活用提案
環境への配慮だけでなく、省エネ法や温対法に沿った報告を可能にし、企業の排出量報告やカーボン・オフセットの取り組みもサポートしました。
今後の展望
このプロジェクトは、廃棄物由来燃料を活用したJ-クレジットの最初の成功事例として、産業廃棄物業界における脱炭素化の新たなモデルとなります。今後は、参加企業の削減活動を広げ、発行されたクレジットを市場に流通させることで、経済的にも環境的にも持続可能な方向へ進むことを目指します。
Carbon EXとTOAシブルは、引き続きJ-クレジット制度を通じてプロジェクトを拡大し、企業の脱炭素経営を支援し、持続可能な社会の実現に寄与していく方針です。
TOAシブルについて
株式会社TOAシブルは、千葉県八千代市に所在し、安池慎一郎が代表取締役社長を務めています。
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Carbon EXについて
Carbon EX株式会社は、東京都港区に本社を置き、幅広いカーボンクレジットを取り扱い、信頼性の高いクレジット販売を行っています。
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