社会課題解決に向けた新たなムーブメント
2024年8月、一般社団法人IMPACT SHIFTが誕生しました。この新たな団体は、特に若い世代に向けた社会課題解決に向けた取り組みを推進しており、その設立の背景には急速に変化するインパクト投資環境があります。2023年度のインパクト投資残高は、前年の197%となる11兆5414億円に達し、政府も様々な施策を進めている中、IMPACT SHIFTは業界の拡大を目指す重要な役割を担っています。
IMPACT SHIFTは、インパクトスタートアップやゼブラ企業、NPO法人、そして自治体など、多様なステークホルダーが集まる交流の場を設けることで、社会課題に関する共通言語としての「インパクト」を広めています。カンファレンスは、その取り組みの一環として位置づけられており、2024年3月には「IMPACT SHIFT 2024 - 社会課題と向き合う起業家のこれから」というテーマの元、大規模なイベントが予定されています。
設立の意義と背景
IMPACT SHIFTの発足は、インパクト関連フィールドに新規参入するための「入口」を提供することを目指しています。もともと、「社会課題の解決」というテーマは解釈が分かれることが多く、新たなビジネスが生まれにくかった背景があります。しかし、IMPACT SHIFTでは、初心者でもアクセスしやすい情報提供を通じて、インパクトに興味を持つ新たな層を育てることを重視しています。
特に、IMPACT SHIFTの設立者である河合将樹氏は、社会起業家育成の分野で豊富な経験を持ち、以前からカンファレンスの主幹事団体として活動してきました。河合氏は、今後もより多くの仲間と共に、業界の発展を加速するための取り組みを続けていく意向を示しています。
具体的な活動と今後の展望
IMPACT SHIFTは、2025年春に第2回カンファレンスの開催を予定しています。このカンファレンスでは、前回同様に650名以上の参加者を集め、社会課題に向かう取り組みやビジネスモデルの共有を図ることが目標です。また、今後10年間にわたって持続的に活動を展開するセッションを計画しており、多様なステークホルダーが相互に交わる開かれた場を創造していく意志があります。
さらに、IMPACT SHIFTはその活動を通じて、投資家や企業、自治体などを巻き込むことで、より広範な社会課題解決のネットワークを構築していく方向性も掲げています。
まとめ
一般社団法人IMPACT SHIFTは、社会課題解決を志向する新たな動きとして、多様なステークホルダーが共通の目的に向かい、インパクトを広める重要な役割を果たすことでしょう。今後の進展から目が離せません。興味のある方は、ぜひIMPACT SHIFTの公式サイトやSNSを通じて情報を追い、次回のカンファレンスに参加してみてはいかがでしょうか。さらに詳しい情報は、担当の阪本氏までお問い合わせください。