スロベニアの祝福を込めた「OTOHOGI」プロジェクト
2025年11月18日、東京都港区の綱町三井倶楽部で、スロベニア発のセレブレーションワインブランド「OTOHOGI(音祝ぎ)」のローンチを記念したレセプションイベントが開催されました。このプロジェクトは“その一滴は、祝福の言葉。”をテーマに、特別な瞬間を祝うために開発されたワインを紹介するもので、スロベニアの美しい自然や愛にちなんだ様々なストーリーが表現されています。
スロベニアは、EUで最も離婚率が低い国であり、その美しい自然や人々の温かさから「愛と祝福の国」として知られています。この国で生産されるワインは、その希少性から日本で楽しむことができる貴重な存在となっています。
世界が注目するワイン、OTAOHOGI
スロベニアは「ヨーロッパの緑の心臓」と称され、豊かな自然環境がワイン生産を育んでいます。特に、今回パートナーシップを結んだ「Vinakoper」は、Decanter World Wine Awardsで「Best in Show」を受賞し、世界的に認められる品質を誇ります。
しかし、スロベニアでは、そのほとんどのワインが国内で消費されるため、国外市場にはほとんど出回りません。このプロジェクトは、幸運を象徴する一本を日本に届けることを目的とし、その価値を広める活動となっています。
音楽とワインの融合、OTOHOGI製法
「OTOHOGI」の特色は、音響振動を利用した熟成法「OTOHOGI製法」にあります。これにより、酵母や成分に与えられる振動がワインの味わいにさらなる深みを加えるといわれています。東京農業大学の徳田宏晴教授は、この技術について「音が物理的な影響を与え、味わいを変化させる可能性がある」と述べています。
そしてVinakoperの醸造家たちも「音響振動により、私たちが目指した味や香りのポテンシャルが引き出されていると実感しています」と述べ、技術への期待を寄せました。
日本のソムリエも絶賛
イベントには、日本ソムリエ協会名誉会長の田崎真也氏が登壇し、実際にテイスティングした「OTOHOGI」の白ワインと赤ワインの評価を行いました。白ワインは、濃厚で複雑な香りが特徴で、特に結婚式にぴったりの一本と称賛されました。赤ワインは、アドリア海の温暖な気候を感じさせる力強い味わいが評価されました。
ワインの販売時期
「OTOHOGI」の販売は2026年春を予定しており、詳細は公式SNSで発信される予定です。
イベントの概要
今回のイベントには、スロベニア共和国大使館の代表や醸造家たちが参加し、祝福の舞として日本舞踊の披露も行われました。この多彩な融合から生まれた「OTOHOGI」は、特別な瞬間をともに祝うための理想的なワインとして、今後の広がりが期待されます。そして「OTAOHOGI」は、愛する人とともに過ごす特別な瞬間をより素晴らしいものへと導く存在となることでしょう。