株式会社ゴールドウインが、2024年8月2日(金)に中国の成都市に直営店「Goldwin Chengdu」をオープンします。これは、アメリカ・サンフランシスコ、ドイツ・ミュンヘン、そして北京に続く、海外4店舗目の出店です。
成都市は、経済成長著しい地域であり、特に錦江区は観光名所としても知られ、多くの人々が訪れるエリアです。この新しい直営店は、四川省の文化と美を背景にした新たなブランド体験の場となることでしょう。商業圏としての重要性が高まる成都市で、ゴールドウインはさらなる発展を狙い、中国市場での影響力を強化する予定です。
「Goldwin Chengdu」のデザインコンセプト
新店舗の設計には、長い時間にわたる自然の造形美と、ゴールドウインが蓄積してきた知見を融合させたコンセプトが採用されています。この空間デザインは「チの集積」というテーマのもと、Goldwin Beijingを参考にした新たな要素を取り入れています。
店舗の内部は、日本の風土を表現するために、ポーラスな風合いの大谷石を使用した壁面が設けられています。これにより、訪れる人々に柔和で洗練された印象を与える空間が構成されています。また、天井の高いオープンな空間と、奥には桐材の柔らかい印象の空間が配置され、両者の対比が楽しめる設計となっています。
「Goldwin Chengdu」の具体情報
- - 店名:Goldwin Chengdu(ゴールドウイン 成都)
- - 所在地:四川省成都市錦江区中紗帽街8号(成都太古里)16棟2階2223号店舗
- - 営業時間:10:00~22:00
- - 面積:約30坪
- - 取り扱い商品:スキー、アウトドア用品、アスレチックウェア、ライフスタイル関連商品など、ゴールドウインの全カテゴリーを揃えます。
店舗デザインは、新素材研究所の榊田倫之氏と山村和巳氏によるもので、アソシエイトアーキテクトには小大建築設計事務所の小嶋伸也氏と北上紘太郎氏が参加しています。新素材研究所は、古代から近世にかけての素材や技法に焦点をあて、現代における新しい表現を試みています。
グローバル展開と今後の展望
株式会社ゴールドウインは、今年の4月に発表した「Goldwin 500プロジェクト」を軸に、2033年にはブランドのグローバル売上高を500億円にするという目標を掲げています。このプロジェクトに基づき、ブランド価値の向上や東アジアを中心としたビジネス拡大を進めています。
2019年から成長戦略の一環として、アメリカ、ドイツ、中国といった主要地域において直営店を設立してきたゴールドウイン。今後も積極的に海外展開を続けることで、グローバルなファン層を拡大し続ける予感がします。なお、これまでの出店履歴として、初の海外直営店である「Goldwin San Francisco」が2019年にオープン、その後欧州初の「Goldwin Munich」や、中国初の「Goldwin Beijing」も好調に業績を伸ばしています。
新店舗「Goldwin Chengdu」が、国内外の旅行者に新たな価値を提供する場となることに期待が高まっています。