P.G.C.D.がインドで実現した清潔な水の供給
「人も地球も美しく。」を目指すスキンケアメーカー、P.G.C.D.がインドのカタリーヤ村に給水設備を設置した結果、45世帯に安全な水を提供できるようになりました。この取り組みは水資源の問題解決を目指し、P.G.C.D.の社会的責任として重要な一環であり、地域社会の衛生環境改善に寄与しています。
水問題の重要性
日本は水資源が豊かであるため、水問題を自覚する機会は少ないですが、実際には海外からの食料依存が高い国でもあります。国内で使用される水はバーチャルウォーターとして他国から輸入されているのです。 このため、他国の水資源に影響を与え、時にはその国の人々の生活環境に悪影響を及ぼすこともあります。実際、世界中で約7億8,500万人が清潔な水を得られない状況に置かれています。
最も身近な例として、水と石鹸で手を洗うことさえできない地域があり、48%の人々が衛生的な水供給や衛生環境にアクセスできていないのが現状です。これは、地域の健康だけでなく、経済成長にも大きな影響を与えます。特に教育を受ける機会を失った子どもたちの問題は深刻です。
P.G.C.D.の活動
P.G.C.D.は「Blue Soap Action」として、安全な水と衛生支援に取り組んでいます。「水100トンチャレンジ」プロジェクトを通じて、2020年1月から6月にかけての2つのキャンペーンを実施。これにより、寄付が156トン分の水を提供できる成果を上げました。
2021年1月には、インドのマディヤ・プラデーシュ州ディンドリ県カタリーヤ村に給水設備が完成し、およそ229人の村民が自宅で清潔な水を使えるようになりました。このプロジェクトは、ウォーターエイドと村民との協力により、地域を問わず必要な水分や衛生面でのサポートを図るものです。
プロジェクトの詳細
「水100トンチャレンジ」は、特定の商品を購入することで水の寄付が行われる仕組みで、2020年に実施された。第一弾で6970個、第二弾で21262個の製品が販売され、合計28,252個、847.5トンの水に相当する寄付が行われました。
対象商品には
- - サボン モーヴ (レギュラーサイズ 145g: 7,260円)
- - サボン フォンセ (レギュラーサイズ 125g: 8,470円)
があり、いずれもフランス生まれの石鹸シャンプーです。これにより、多くの子どもたちが水にアクセスでき、衛生環境が向上することが期待されています。
未来への展望
P.G.C.D.の代表取締役、野田泰平は「私たちは過去の恩返しではなく、未来に恩を送ることを目指しています」と語ります。石鹸を通じて人と地球を美しくするというビジョンのもと、持続可能な社会への支援を続け、これまでの取り組みを拡大していくことを約束しています。今後も地域社会への貢献を強化し、社会的責任を果たしていく姿勢を持ち続けることでしょう。
P.G.C.D.の取り組みは、私たち一人ひとりが環境問題や水問題に対してどう向き合うかを考えるきっかけにもなります。心から感謝し、これからも持続可能な社会つくりに貢献していきたいものです。