はじめに
Flora株式会社(本社:京都府京都市)は、健康支援アプリ『Wellflow』を利用した実証実験を、JR東日本(本社:東京都渋谷区)およびジェイアール東日本企画と共同で行いました。この実証実験は、法人向けのフェムテックサービスとして、交替制勤務者の健康課題に正面から取り組む新しい試みです。
実証実験の背景
日本の労働者のうち、交替勤務を行っている人々は約10〜20%を占めています。この層は、業務効率や安全性、さらには企業の持続可能性にまで影響を与える健康課題を抱えています。特に運輸業界では、勤務時間が不規則であるため、健康課題が顕在化しやすくなります。しかし、月経や更年期といった特有の悩みや、育児、メンタルヘルスなどのデリケートな問題を職場でオープンに相談することは容易ではないのが現実です。
経済産業省の推計では、女性特有の健康課題による労働損失が年間約3.4兆円に達するとされています。これに伴い、企業内での可視化と対策が緊急に求められています。男性においても、男性更年期などの健康課題解決の重要性が増しています。こうした背景を受けて、Floraは『Wellflow』を通じて実証実験に参加しました。
実証実験の概要
本実証では、JR東日本およびJekiの協力の下で、健康課題を持つ従業員を対象に『Wellflow』を利用し、業務への影響を明らかにすることを目的としました。具体的には、アプリを通じてヘルスケアの情報提供を行い、健康行動の改善や生産性向上について検証を行いました。
主な成果
実証期間中、Wellflowアプリのユーザーは高いエンゲージメントを示し、月間アクティブユーザー(MAU)率は約80%を維持しました。特に好評だった機能としては、記事コンテンツ、AIヘルスケアアシスタント(チャット相談窓口)、セルフチェック機能が挙げられます。
さらにヘルスリテラシーが向上し、情報の活用や意思決定において改善が見られました。これにより、健康課題や症状の改善、睡眠や食事の習慣の向上が実現しました。特に生産性スコアは、健康課題を抱える社員で約6.5%、女性社員では約6.6%の向上が確認されました。
今後の展望
Floraは今回の実証を通じて得られた知見をもとに、さらなる健康支援プログラムの開発に取り組む予定です。データを基にした業務インパクトの可視化や、AIを駆使した個別支援を進めることで、企業の健康経営を推進し、職場環境の改善を図ります。
結論
健康経営は企業にとって不可欠な要素となってきました。今回の実証実験によって、Floraの『Wellflow』が新たな健康支援の形を提供できることが確認されました。職場のウェルビーイングを促進し、全従業員が働きやすい環境を実現するために、今後も注力していきます。これからもFloraの取り組みに注目していきたいと思います。
Wellflowの主な機能
- - 体調や生理周期の記録
- - ヘルスケア専用AIによるチャット相談
- - 健康課題のセルフチェック
- - 医療機関検索
- - ヘルスケア商品のクーポン取得
- - 500を超える豊富な健康情報
詳しくは、
WellflowサービスHPをご覧ください。