新潟亀田蒸溜所がジャパングランプリを受賞
新潟県新潟市にある「新潟亀田蒸溜所」が、アジア最大級のウイスキーコンペティションである「東京ウイスキー&スピリッツコンペティション2025(TWSC2025)」において、ジャパニーズクラフトウイスキーニューボーングランプリを獲得しました。これは、新潟亀田蒸溜所にとって新たな飛躍となる受賞であり、特に注目すべきはこのカテゴリーに特化した初の受賞であるという点です。
「ジャパングランプリ」とは
「ジャパングランプリ」は、日本国内で行われるウイスキーとスピリッツの品評会であり、ジャパニーズクラフトウイスキーに特化した新しい部門です。この部門が設立されたのはTWSC2025からで、参加するウイスキーは非常に厳選されており、トップクラスの品質が求められます。新潟亀田蒸溜所が出品した「新潟亀田ニューボーン シェリーカスクフィニッシュ」が見事に選ばれ、同蒸溜所はその名声をさらに高める結果となりました。
受賞したウイスキーの特徴
「新潟亀田ニューボーン シェリーカスクフィニッシュ」は、200mlの内容量を持ち、原材料には厳選されたモルトを使用したウイスキーです。このウイスキーは、まずバーボン樽での通常熟成を経てから、シェリー樽で仕上げ熟成を行うことで、芳醇な香りと深い味わいを実現しています。その結果、このウイスキーは甘く、長い余韻を楽しむことができる特長を備えています。また、注目すべき点は本商品がクラウドファンディングを通じて製造されたことから、一般販売は行われていないという点です。
東京ウイスキー&スピリッツコンペティションとは
TWSCは、日本文化が持つ繊細な味覚を生かし、国内外のウイスキーおよびスピリッツの審査を行う特別なイベントです。ウイスキー評論家の土屋守氏が実行委員長を務めるこのコンペティションは、優れた品質のウイスキーを国内外に発信し、この文化を発展させるための重要な役割を担っています。
新潟亀田蒸溜所の歩み
「新潟亀田蒸溜所」は、2019年に設立され、2021年からウイスキーの製造を開始しました。シングルモルトウイスキーの製造に特化しており、TWSCへの出品は2023年が初めてでしたが、今年の受賞により、国内外での評価が高まっています。また、ワールドウイスキーアワード(WWA)でも4年連続入賞を果たしており、特に2023年には『World Best』を受賞するという快挙も達成しています。
新潟亀田蒸溜所はこれからも高品質なウイスキーの製造に挑戦し続けることを明言しており、その動向に多くの期待が寄せられています。ウイスキーファン必見のブランドとして、今後も注目を浴びることは間違いないでしょう。
新潟亀田蒸溜所の詳細
これからは新潟亀田蒸溜所のフルラインナップにも注目が集まります。日本のウイスキーの新たな可能性を感じさせる同蒸溜所の今後に目が離せません。