建設現場改革の新たな一手、特殊台車『ドマコロ』
建設業界での作業効率を向上させるべく、建ロボテック株式会社が新たに提供する特殊台車『ドマコロ』が登場しました。この台車は、特に長い資材の運搬に特化しており、職人の負担を大幅に軽減することを目的としています。これにより、建設現場の日常的な業務の省力化と生産性の向上が期待されています。
なぜ『ドマコロ』が必要なのか
建設現場で資材を運ぶ際、多くの場合、長尺の資材は人力で運ばれています。これらの資材は、通常3mから10m以上の長さを持ち、運搬には複数人が必要です。特に、鉄筋の上など、歩行が困難な場所での運搬は常に危険が伴います。『ドマコロ』はこのような課題を解決するために設計され、効率的かつ安全に長尺資材を運ぶためのソリューションを提供します。
『ドマコロ』の特徴
この新しい台車の特徴の一つは、鉄筋結束ロボットで培った技術を生かし、不安定な鉄筋上でも安定して運搬が可能なことです。具体的な特長は以下の通りです。
1.
安定した走行性: 鉄筋走行技術を採用し、設計された『ドマコロ』は不安定な環境でも安定して移動できます。
2.
対応する鉄筋間隔: 資材を保持するためのスペースの幅が100mmから200mmに対応し、様々な資材に対応可能です。
3.
平坦な場所でも利用可能: 建ロボテックが独自に開発した車輪により、コンクリート床などの平坦な場所でもスムーズに使用できます。
4.
即座に荷下ろしが可能: 内蔵されたローラーにより、目的地に到着後は即座に荷下ろしが可能です。
5.
小さな台車を活用: 複数台の小型台車を使用することで、10mを超える長尺資材の運搬も実現しました。
『ドマコロ』の先行予約は4月7日から受付が開始され、4月24日には大阪市内で実際の体験会も行われる予定です。また、2025年5月からの納品を見込んでいます。
建ロボテック株式会社について
建ロボテックは、2013年に設立された企業で、その理念は「世界一ひとにやさしい現場を創る」ことです。建設現場出身の創業者が、現場での実体験をもとに、独自の研究開発を行ってきました。彼らの目指すソリューションは、現場の特性を活かし、安全性と作業者の負担軽減を実現すること。特に、自社開発の協働型ロボット『トモロボシリーズ』は、職人との共働きを重視し、労力を確実に軽減しながら生産性向上を目指します。
◆◆会社情報
- - 会社名: 建ロボテック株式会社
- - 本社所在地: 香川県木田郡三木町大字上高岡246-2
- - 設立日: 2013年7月3日
- - 代表者: 代表取締役社長兼CEO 眞部達也
この『ドマコロ』が普及すれば、建設業界の現場環境が一層改善されることが期待されます。