神戸市が新たな挑戦を！SDGs CHALLENGE 2025の運営をPlug and Playが担当

神戸市が挑むSDGs CHALLENGE 2025

兵庫県と神戸市が実施する「SDGs CHALLENGE 2025」の運営を、Plug and Play Japan株式会社が担うことになりました。この取り組みは、地域のスタートアップが世界市場で活躍するための支援を目指しています。

SDGs CHALLENGE 2025とは？

「SDGs CHALLENGE 2025」とは、持続可能な開発目標（SDGs）に沿った社会課題の解決に寄与するスタートアップの成長を促進し、海外進出を支援するためのプログラムです。スタートアップは、経済成長と社会課題への対応を同時に実現できる重要な存在であり、兵庫県と神戸市はその可能性を最大限に引き出そうとしています。

これまでの取り組みと背景

兵庫県・神戸市では、これまでも起業家支援や人材育成に力を入れており、2020年には大阪・京都とともに「スタートアップ・エコシステム拠点都市」に選定されました。さらに、環境問題への対応として「地球温暖化対策推進計画」が改定され、脱炭素社会の達成に向けた革新的な技術の実装が強調されています。このような背景の下、SDGs CHALLENGE 2025が具現化されました。

プログラムの構成

本プログラムは主に「海外展開支援」と「海外進出における実証・調査事業の経費支援」の2つから成り立っています。海外展開支援では、Plug and Play主催の大規模カンファレンスやイベントに参加することで、スタートアップが海外のトレンドを学び、新たなビジネスチャンスを見つける手助けをします。

一方、経費支援は、採択されたスタートアップに対し、海外での市場調査や実証事業にかかる経費の一部を最大100万円まで支援します。

募集の詳細

「SDGsの課題解決に資する製品もしくはサービス」を開発しているスタートアップを対象にしたこのプログラムには、10社程度が選ばれる予定です。応募条件として、プロダクトのプロトタイプが必要であり、海外展開を見据えた計画も重要とされています。応募は2025年5月9日から5月30日まで受け付けられます。

期待される影響

Plug and Play Japanの川口雄大氏は、今回のプロジェクトに関して「兵庫県や神戸市と共に新たなイノベーションを生み出し、関西全体のエコシステムの成長に寄与できることを期待しています」とコメントしています。このプロジェクトが地域のスタートアップにとって、国際的なビジネス展開の転換点となることを願ってやみません。兵庫県および神戸市は、この取り組みを通じて地域発の起業家が世界で活躍する一助となることを嬉しく感じています。