ドローンで橋梁点検
2019-11-05 15:04:26
ドローンによる橋梁点検教育プログラムの新展開と技術認定の重要性
ドローン活用の進展と教育プログラム
近年、ドローン技術は様々な分野で応用されていますが、中でも重要なのが橋梁点検に関する技術です。特に、ドローン「マルコⓇ」がこの分野で大きな役割を果たしています。開発には川田テクノロジーズ株式会社が携わり、大日本コンサルタント株式会社が現場にインテグレーションし、フィードバックを行っています。この共同作業を通じて、ドローンの機能は向上し続けており、2019年度には全国で点検支援技術の利用を示すデモが行われました。
ドローンの点検技術への期待
「マルコⓇ」は、橋梁点検のための専用ドローンとして、国のガイドラインでもその利用が明示されています。例えば、「道路橋定期点検要領」には、ドローンが近接目視による健全性診断と同等の情報を取得できる点が認められています。これにより、点検作業に新しい技術が導入され、その重要性が高まっています。今後は、ドローンを利用した点検が当たり前となることが予測されます。
教育プログラムの内容
しかし、新しい技術を導入する際には障壁が存在します。このため、大日本コンサルタント株式会社は「マルコⓇ」の研究開発から得られたノウハウを広く公開し、実際の点検業務を行う関係者に役立ててもらうことが必要であると考えました。そこで、ドローンを活用した橋梁点検講習会と「マルコⓇ操縦技術認定講習会」の開催を決定しました。
講習会では、ドローン飛行に必要な基礎知識や法規制、安全対策、特有の点検ノウハウが提供されます。点検を実施する発注者やコンサルタント、点検会社の業務に従事する方々が対象です。また、「マルコⓇ操縦技術認定講習会」では、ドローンの具体的な操縦方法も習得できます。ここでは、「マルコⓇ」の特長的な機能に関する解説と、実際に操作を行いながら技術を磨くことが可能です。最後に、講習を修了した方には技能認定証が授与され、今後のドローン活用をスムーズに進めることが期待されます。
施行スケジュールと今後の展望
これらの講習会は今年の12月からスタートし、その後は全国各地での実施を計画しています。ドローン技術の進展とともに、新たな点検方法が広まることでより安全な交通インフラの確保が期待されています。
今後、ドローン技術が普及することで、橋梁点検の効率化や精度向上が実現されると同時に、これまで以上に人々の安全を支える基盤となるでしょう。今後の展開に注目が集まっています。
会社情報
- 会社名
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大日本ダイヤコンサルタント株式会社
- 住所
- 東京都千代田区神田練塀町300
- 電話番号
-
03-5298-2051