ロッテHDがElixironへ出資、革新的な医薬品開発を支援

ロッテHDがElixiron Immunotherapeuticsに出資



株式会社ロッテホールディングス(以下、ロッテHD)が、ヘルスケア・バイオ医薬領域のCVCを通じて、Elixiron Immunotherapeutics(エリクサイロン・イミュノセラピューティクス)に対するシリーズB-2ラウンドへの投資を発表しました。この出資により、ロッテHDは革新的な医薬品の開発を後押しし、特に尋常性白斑やアルツハイマー病といった未解決の医療課題に挑む企業を支援します。

Elixiron Immunotherapeuticsの紹介


Elixironは2017年に設立されたバイオテクノロジー企業で、自身が持つ独自の免疫治療アプローチを使用して、自己免疫疾患や神経変性疾患のための次世代精密免疫療法の開発に注力しています。同社の運営拠点は台北とボストンにあり、国際的な投資家たちからの支援を受けて、革新的な医薬品と低分子化合物を開発しています。

主な医薬品の開発について


Indemakitug(インデマキタグ)


Elixironが開発中の「Indemakitug」は、尋常性白斑と血球貪食性リンパ組織球症(HLH)を標的とする初の抗IFN-γモノクローナル抗体です。この治療薬は、2025年後半に開始予定の第II相試験でその有効性が検証される見込みです。尋常性白斑は、世界で約7000万人が影響を受けている慢性自己免疫性疾患であり、従来の治療法では効果が得られにくいとされています。本薬は、フェーズI試験で良好な薬物動態と安全性プロファイルを示しており、期待が寄せられています。

Enrupatinib(エンルパチニブ)


もう一つの重要な開発候補である「Enrupatinib」は、アルツハイマー病治療のための脳浸透性CSF-1R阻害剤です。神経炎症を抑制し、認知機能を改善することを目的とした新しい治療法で、2026年後半にはトップラインデータの取得が見込まれています。この治療薬は、特定の種類の免疫細胞を標的にした、新たなアプローチが期待されています。

ロッテHDの戦略


ロッテHDは、ヘルスケア・バイオ医療分野を新たな成長事業として位置づけ、革新的なスタートアップを支援することを目的に2024年8月にHB-CVCを設立しました。この出資を通じて、ロッテHDは重要な医療ニーズに応え、より良い医療ソリューションの提供を目指します。

企業情報


ロッテホールディングスは、東京都新宿区に本社を構え、菓子やアイスクリーム事業を核とする多様な事業組織を展開しています。1948年に東京にてチューインガムの製造を開始し、現在は日本と韓国で多岐にわたるビジネスを展開しており、「Lifetime Value Creator」としてのビジョンのもと、ライフスタイル全般において価値提供を行っています。

より健康的な社会を実現するために、ロッテHDは人々のウェルビーイング向上に貢献していきます。

会社情報

会社名
株式会社ロッテホールディングス
住所
東京都新宿区西新宿3-20-1
電話番号
03-6847-5820

関連リンク

サードペディア百科事典: 東京都 新宿区 医療革新 ロッテHD Elixiron

Wiki3: 東京都 新宿区 医療革新 ロッテHD Elixiron

トピックス(エンタメ)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。