ショップチャンネル、中国向け販売で新たな一歩
2024年3月、24時間体制でライブ放送を行う「ショップチャンネル」が、越境EC事業を始動しました。東京都江東区に拠点を置くジュピターショップチャンネル株式会社が展開するこのサービスは、中国市場でのブランド認知度を高めることを目的としています。特に、在日中国人インフルエンサーのリンピン氏を起用し、Weiboでのライブコマースを2度にわたり行う予定です。
ライブコマースの取り組み
中国のSNSプラットフォームWeiboでのライブコマースは、2025年には約100兆円の市場規模に達するとされています。この市場の成長を見据え、ショップチャンネルはリンピン氏を起用。彼女の556万のフォロワーを活かし、日本の優れた商品を紹介することにより、視聴者への訴求を図ります。初回のライブ放送は、3月21日と29日に予定されており、東京のスタジオから生配信されます。
リンピン氏は、日本文化や商品を中国に向けて発信する実績が豊富で、過去にはライブ総再生回数が3億回を超えるほどの人気を誇ります。彼女のフォロワーは、日本商品や文化に関心が高い層で構成されており、まさにショップチャンネルのターゲット層と一致します。
越境EC事業の意義
ショップチャンネルでは、一貫して商品開発のストーリーを大事にし、お客様に心躍る瞬間を提供することを目指しています。中国市場向けの越境EC事業は、日本のお客様と同様に、中国の顧客にも特別なお買い物体験を味わってもらうためのステップです。厳選された日本製のアイテムを展開し、ユーザーにアプローチする姿勢が評価されています。
本事業を通じて、「ジャパンメイド」の商品の人気をさらに広め、売上を伸ばすことが期待されています。
販売戦略の拡大
ショップチャンネルは、今回のライブコマースを新たな販売チャネルとして位置づけ、中国市場における認知度を高める決意を表明しています。将来的には、海外市場でのブランド浸透を見据えた戦略を進めており、国内市場における販路拡大も視野に入れています。これにより、インバウンドによる売上増加を目指し、事業の成長を図ります。
特に日本のアコヤパールを中心にしたパールジュエリーなど、日本製の魅力ある商品ラインナップがユーザーに親しまれることが期待されています。ライバルがひしめく中、ショップチャンネルが提供する独自の価値を勝負に繋げるため、今後も継続的に発展を目指します。
今後の展望
今回のライブコマースの成功を足掛かりに、ショップチャンネルはさらなる越境EC事業の拡大を図っていくとともに、地域ごとのニーズに応じた商品展開に力を入れていく意向です。インフルエンサーによるプロモーションや新たな販売戦略を取り入れ、エンターテインメント性を加味した購入体験を提供し続けることで、国際的な成長を目指しています。ショップチャンネルの今後の展開にはぜひ注目です。