2025年大阪・関西万博でサウジアラビアの女性の影響力を描くプロジェクション

2025年に開催される大阪・関西万博では、サウジアラビア王国館が新たなプロジェクション『Her Influence: マンガ・プロジェクション』を披露します。この展示では、サウジアラビアの女性たちの先駆的な業績が、ユニークなアニメーションスタイルのマンガとして広場の壁面に映し出されます。これは、女性の力と影響力を称えるための新しい試みです。来場者は広場の5つの壁面に映し出される没入感のある体験を楽しむことができ、展示は日本語と英語の両方で行われます。展示は8月18日から万博の閉幕まで、毎晩行われ、訪れる人々に、サウジアラビアの文化の多様性と伝統を体感してもらうことを目的としています。

このプロジェクションでは、特に注目すべき3名のサウジアラビアの女性の物語が紹介されています。まずは、ラニア・ムーアラ氏。彼女はZADKサウジアラビア料理アカデミーの創設者として、料理を通じて文化の伝承を行っている存在です。次に、ミシャール・アシェミムリ氏。彼女は航空宇宙エンジニアであり、自らの会社を立ち上げ、技術分野で革新を続けています。最後に、ジョマーナ・アル＝ラシド氏。彼女はSRMGの最高経営責任者としてメディア界をリードし、次世代の女性たちへの道を切り開いています。

これらのストーリーは、視覚的な物語を通じて観客に共感を呼び起こし、異なる文化的な背景を持つ人々が共通の価値観を見出す手助けをします。『Her Influence: マンガ・プロジェクション』は、感動的なビジュアル体験であると同時に、文化間の絆を深める重要な要素となります。

なお、このプロジェクションは、先行する「Her Influence: 写真展」の第二章として位置付けられています。この写真展では、11名のサウジアラビアの女性たちのモノクロポートレートが展示され、その存在感と個性を感じ取ることができました。今回のアニメーションマンガによるプロジェクションは、前回発表された写真展の内容を新しい視点から展開した形となっています。

このプロジェクションや関連するイベントは、2025年の万博においてサウジアラビア王国館が主催する700を超えるプログラムの一環です。これらのプログラムには、文化交流や芸術を通じた表現が盛り込まれており、さらなるサウジアラビアの魅力を伝えていくことを意図しています。タイトルにある「Her Influence」は、次世代の女性たちを奮い立たせるためのメッセージも込められています。

サウジアラビア王国館は、大阪・関西万博において対話の重要性と文化的な理解を促進する場所になっています。来場者は、サウジアラビアの持つ魅力を多面的に体験できる機会があり、特に『Her Influence: マンガ・プロジェクション』はその中心的な体験となることでしょう。その結果、万博を通じて新たな文化的交流が実現し、多くの人々がサウジアラビアの文化、歴史、そして未来に対する理解を深められることを期待しています。

サウジアラビア王国館は、2025年大阪・関西万博の西ゲート内のコネクティングゾーン（C14-01）にあり、毎日午前9時から午後9時まで開館しています。公式サイトやSNSを通じて最新情報を発信していますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。