郷ひろみさんが語るチャイルド・ファンド・ジャパン50周年の思いとは
2025年に設立50周年を迎える特定非営利活動法人チャイルド・ファンド・ジャパン(以下、CFJ)は、開発途上国の子ども支援を行う国際協力NGOとして重要な役割を果たしています。この特別な節目を祝うため、著名な支援者である郷ひろみさんがメッセージ動画を寄せてくださいました。
「順送りの恩返し」とは
チャイルド・ファンド・ジャパンは、日本の戦後間もない時期から始まりました。その前身の団体は、アメリカからの支援を受けながら、日本国内の戦災孤児の支援に取り組んでいました。1974年までの間に、86,000人以上の日本の子どもたちが、総額56億円もの支援を受けることができました。このように、CFJの活動が始まった背景には、海外からの大きな支援があったのです。
経済成長とともに日本国内の状況が改善されたことを受け、CFJは1975年から国際協力の道を歩み始めました。「海外からの支援を受けた日本が事を行う」この考え方が「順送りの恩返し」という理念として、CFJの基盤となっています。フィリピンの子どもたちへの支援を最初に始めたのが、この年であり、今では3カ国に活動が広がっています。
50年間の成長と支援の現状
1975年から始まったフィリピンへの支援は、今やネパール、スリランカへと広がり、年間25,000人以上の子供たちを支援しています。教育、栄養、暴力からの保護などの分野に取り組み、SDGsの目標達成に向けた活動を展開しています。また、生成AIによる問題にも積極的に対処しています。
郷ひろみさんは、2017年からCFJのスポンサーシップ・プログラムを通じてフィリピンの子ども2名を支援しており、手紙や成長の記録を通じて、その成長を見守っています。このような「顔の見える支援」によって、実際に手助けできることの素晴らしさを感じています。
特別メッセージの内容
郷ひろみさんの動画メッセージでは、彼が支援した子どもたちの無事の卒業を祝う気持ちが語られています。彼自身も2022年に50周年を迎え、多くのファンからの応援を受けた経験を重ね合わせて、感謝の意を伝えています。メッセージ動画はCFJの特設サイトにて公開されており、多くの人に感動を与えています。
今後の展望
現在、CFJは50周年を記念した様々な事業を進行中で、特設サイトを通じて新しいコンテンツを公開していく予定です。支援者や関係者とともに、これからの10年、20年、そして未来を共に築いていきたいと考えています。CFJが目指すのは、すべての子どもたちが豊かに成長できる社会の実現です。
まとめ
チャイルド・ファンド・ジャパンは、50年間にわたり、世界の子どもたちの成長を支えてきました。郷ひろみさんのような支援者の存在が、その活動をさらに強固に支えています。これからも多くの方々の協力によって、CFJは貧困の中で育つ子どもたちに希望の光を届け続けるでしょう。