夢を諦めない生き方
2026-08-04 16:51:40

石黒由美子教授が教える「夢を諦めない」生き方とは

石黒由美子教授が語る「夢を諦めない」生き方



2026年7月23日、大阪経済大学の人間科学部で、元アーティスティックスイミング日本代表であり客員教授の石黒由美子氏による特別講演が行われました。そのテーマは、「夢を諦めない」。

石黒氏は、小学生の頃から「オリンピックに出る」という夢を持っており、2008年の北京オリンピックに出場した経験を持つアスリートです。しかし彼女の人生は順風満帆ではありませんでした。小学2年生の時、交通事故に遭い、首から上に約800針を縫う大怪我を負いました。この事故が、彼女の人生を大きく変えるきっかけとなりました。

事故後、視力障害や難聴、さらに高次脳機能障害に苦しむことになります。小学校生活でも周囲とのコミュニケーションが取れず、彼女の状況は厳しいものでした。勉強は思うように行かず、「アーティスティックスイミングも叶わない」と一時は自信を失いますが、彼女を支えたのは母の存在でした。母は「絶対に幸せなことが待っている」と言い続け、彼女に信じられる希望を与えました。

中学に進むと、石黒氏は再び競技に挑戦する決意を固めます。早朝から練習を重ね、ついには全国大会への出場を果たします。しかし、オリンピック選考会では惜しくも選ばれず、その後も体重管理の問題で代表チームを解雇されるなど、挫折に見舞われました。それでも彼女は夢を諦めず、大学での教育実習中も競技へ復帰することを目指しました。

数々の逆境を経て、彼女は後輩の活躍に触発され、再びアーティスティックスイミングの世界に戻ります。練習を重ねた結果、北京オリンピックの選考会に出場する機会を得ました。選考会では、誰からも期待されていなかったにもかかわらず、石黒氏は緊張することなく自分の演技をこなし、見事オリンピック出場を勝ち取りました。

2008年8月22日、彼女は夢に見たオリンピックの舞台に立ちます。その日が母親の誕生日でもありました。結果的にメダルには届かなかったものの、彼女のストーリーは広く取り上げられ、著書が道徳の教科書に採用されるなど、多くの人々に影響を与えました。

石黒氏は、「誰かが自分を信じてくれた時に光が灯る」と語り、人生の中で大切な支えの重要性を伝えました。夢を追い続けた彼女の姿勢は、多くの学生たちにインスピレーションを与えました。これからも石黒氏は、自身の経験を通じて多くの人々に夢を追う勇気を与え続けていくでしょう。


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