地域の子どもたちに笑顔を届ける三笑堂の寄付

地域の子どもたちを笑顔にする三笑堂の寄付

株式会社三笑堂が京都市南区にある認定NPO法人happinessに対して、大変心温まる寄付を行いました。具体的には、地域の子ども食堂を支えるための200kgのお米が寄付されました。

happinessは、2016年から子ども食堂を運営し、そのサポートを通じて年間約4000人の子どもたちに食事の提供を行っています。さらに、2020年からは母子家庭や父子家庭を対象にした食料品の配布事業も開始し、地域の生活を支える取り組みを展開しています。このように、happinessの活動は地域で必要とされる重要なものとなっています。

上田勝康代表取締役グループチェアマンによると、株式会社三笑堂は「子ども食堂」の必要性を痛感し、地域の貧困問題に何らかの形で貢献したいとの思いから、happinessとの友好関係を築きました。京都の貧困率は全国でも高く、特に18.6%の数値は注意すべきものです。このような地域の危機的状況を踏まえ、SDGsの「貧困をなくそう」という目標に貢献すべく子ども食堂の運営を決意したのです。

今回の寄付は、南区での子ども食堂の運営やひとり親家庭、高齢者世帯のフードパントリー事業にも活用される予定です。happinessでは、三笑堂からのご寄付が地域の子どもたちや家族の手助けになると信じています。また、寄付を受け取ったことにより、今後の活動に必要な物資を確保することができ、運営にかかる経費の削減にもつながる見込みです。

理事長の宇野明香氏は、三笑堂からの寄付に感謝の意を表し、特に現在お米の価格が高騰していることを踏まえ、この寄付の重要性を強調しました。子どもたちは美味しいお米を食べることができ、それがさらなる笑顔につながると語りました。この支援は、子ども食堂のネットワークが広がる中で、運営者として非常に励みになります。

happinessでは、引き続き地域の子どもたちのために、安心して食事を摂ることができる場所を提供する活動を続けていきます。特に、食事を通じて子どもたちの心を豊かにし、安心できる環境を整えることがミッションとして掲げられています。これからも地域社会と連携しながら、多様な支援を行うことを目指しています。

また、happinessでは2018年に常設のカフェ「ハピネスカフェ」を開設し、地域の高齢者や子育て中の主婦といった多世代が交流できる場を提供しています。さらに、新型コロナウイルスの影響によって生活困窮者向けのフードパントリーや相談窓口を設置し、地域のニーズに応えています。2022年からは、少女たちが滞在できる宿泊施設「ハピネスハウス」も開設され、地域の困りごとに幅広く対応しています。

このような活動を通じて、happinessは「全ての人にhappinessを」という理念を実現し続けることを目指しています。地域での笑顔を増やすことで、より良い未来へとつなげるために努力を続けます。

今後とも、株式会社三笑堂と認定NPO法人happinessの関係が深まり、地域の子どもたちにとって温かい支援が拡がることを期待しています。地域の未来をつくるために、私たち一人ひとりができることから始めていきましょう。