静岡市とeiiconによる地域課題解決コンテスト『UNITE2024』で5チームが実証フェーズへ
静岡市が主催する、地域課題解決に向けた共創コンテスト『行政課題発信型UNITE2024』において、実証フェーズに進出する5チームが選出されました。このコンテストは、オープンイノベーションプラットフォーム「AUBA」を運営する株式会社eiiconが運営サポートを担当しています。
2024年7月から8月にかけて実施された応募では、220件を超える応募の中から12チームが一次審査を通過。二次審査では、各チームが行政職員と共にピッチを行い、その中から5チームが厳正な審査を経て実証フェーズへの進出が決定しました。
実証フェーズへ進む5チームと課題
選ばれた5チームは、それぞれ静岡市の抱える異なる社会課題に取り組みます。
1. 最優秀賞:環境問題への取り組み
課題:大谷・小鹿地区におけるカーボンニュートラルの実現
チーム:株式会社LEALIAN、nicomobi株式会社、静岡ガス株式会社
所管部署:大谷・小鹿まちづくり推進課
このチームは、地域住民との連携を強化し、持続可能な環境づくりを目指します。
2. 地域自治の活性化
課題:スマート自治体の構築による地域団体への負担軽減と活性化
チーム:ジャパンベストレスキューシステム株式会社、株式会社グッドライフ
所管部署:市民自治推進課
デジタル技術を活用した効率的な自治体運営を目指します。
3. 交通問題の解決:郊外・山間部へのアクセス向上
課題:郊外・山間地域における公共ライドシェアの推進
チーム:株式会社パブリックテクノロジーズ
所管部署:交通政策課
公共交通機関が不足している地域へのアクセス向上を目指します。
4. 交通問題の解決:高齢者の移動支援
課題:シェアリングムーバーによる高齢者の移動課題解決
チーム:Fracti合同会社
所管部署:交通政策課、高齢者福祉課
高齢者の移動の自由度を高めるための新たな移動手段の提供を目指します。
5. 観光振興:静岡茶ツーリズム
課題:世界と繋がる静岡のお茶ツーリズムの推進
チーム:株式会社そふと研究室
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所管部署:観光政策課
静岡茶の魅力を世界に発信し、観光客誘致を目指します。
実証フェーズと今後の展開
実証フェーズでは、各チームに500万円程度の実証支援金が提供され、静岡市内のフィールドを活用した実証実験が行われます。これらの取り組みは、単年度で終わるものではなく、継続的なプロジェクトとして推進され、2025年3月には成果報告会が開催される予定です。
今回のコンテストは、静岡市が抱える社会課題解決に、スタートアップの革新的なアイデアと技術を導入することで、地域社会の活性化に大きく貢献すると期待されます。eiiconは、今後もオープンイノベーションの推進を通じて、地方創生に貢献していきます。