岩国市のオンライン診療
2025-08-13 11:29:25

岩国市の小児科におけるオンライン診療の成果と今後の展望

岩国市の小児科におけるオンライン診療の成果と今後の展望



2025年7月31日、地域医療を支援する株式会社ジェイエムインテグラルが開催した第6回「地域医療DXフォーラム」が注目を浴びています。オンラインで開催されたこのフォーラムには、全国から200を超える自治体や医療機関の関係者が参加し、岩国市医療センターの取り組みである小児科領域の「来院型オンライン診療(DtoP with N)」の事例に焦点が当てられました。

地域医療DXフォーラムの趣旨と目的



地域医療DXフォーラムは、地域医療におけるIT技術の活用と最新情報を全国の自治体職員や医療関係者に提供することを目的としています。今回のテーマは、山口県の岩国市と防府市におけるオンライン診療の実践例です。特に、岩国市医療センターにおける小児科の取り組みが注目されました。

このフォーラムには、地域の医療に直接関わる小児科専門医、福永遼平医師が参加し、オンライン診療の導入の背景や実際の診療現場での体験を語りました。彼の講演を通じて、地域医療におけるオンライン診療の重要性、特に小児科における適用が強調されました。

小児科領域における来院型オンライン診療(DtoP with N)とは



この取り組みは2025年4月に始まりました。地域での小児科医の不足や、軽症の患者が高次医療機関に集中する問題など、岩国市独自の医療課題に対処するために導入されました。患者さんは病院に来院し、院内の専用スペースから遠隔の医師による診察を受けるという形態です。

看護師が同席することで、対面診療と同じレベルの安全性を維持しつつ、必要に応じて血液検査や点滴、吸引といった処置も即行できる体制が整っています。これにより、地域の医療体制はより柔軟で迅速な対応が可能となっています。さらに、地域に縁のある医師が「ふるさと診療ドクター」として参画することで、都市に住む医師もオンラインを通じて地域医療に参加できる新しいスタイルが実現しています。

NHKでの取り上げ



2025年8月1日にはNHKの全国ニュース番組「おはよう日本」で、このオンライン診療の様子が特集されました。診療に関わる医師や保護者の声、さらには地元医療支援センターの意義についても報じられ、全国の視聴者に対してその価値が広く認識されることとなりました。

ふるさと診療の未来と意義



「ふるさと診療」は、地理的な制約や時間的な都合で地域医療に関わることが難しい医師たちに新たな参加の機会を提供します。この取り組みを通じて、地域医療がより持続可能な形で進化することが期待されます。地域医療DXフォーラムやNHKでの報道を契機に、このモデルの有効性が広まり、多くの地域で同様の取り組みが進むことが望まれています。

株式会社ジェイエムインテグラルは、地域医療の支援を続けつつ、さらなるオンライン診療の普及を目指しています。これからの医療は、オンライン技術革新により地域とつながることがより重要になることでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社ジェイエムインテグラル
住所
東京都港区赤坂1-14-14第35興和ビル5F
電話番号
03-4500-7155

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