伊勢神宮の循環システムを探求するセミナーが開催されました

生命の源泉をテーマにした伊勢セミナーの詳報

2024年7月17日、一般財団法人三千年の未来会議の主催により、伊勢神宮と皇學館大學の協力を得て「生命の源泉伊勢神宮の循環システム」をテーマにしたセミナーが開催されました。このセミナーは、約200名の参加者が集まり、自然に根ざした持続可能な生き方や地球環境に対する意識を深めるための貴重な機会となりました。

セミナー概要

- 日時: 2024年7月17日（水）11:00〜16:00
- 場所: 皇學館大學記念講堂
- 参加費: 無料
- 参加人数: 約200名（一般参加者を含む）

タイムスケジュール

セミナーのプログラムは、以下のように進行しました。

1. 11:00 - 映画上映
映画『うみやまあひだ～伊勢神宮の森から響くメッセージ～』が上映され、参加者は伊勢神宮の自然とそのメッセージについて深く考えるきっかけを得ました。
映画のリンク

2. 12:20 - 休憩
参加者は自由に交流し、映画の感想などを語り合いました。

3. 13:00 - 講演
- 小川三夫（宮大工）
- 進士五十八（東京農業大学名誉教授）
- 伊藤弥寿彦（自然史映像作家）
各講演者は、それぞれの視点から伊勢神宮の持つ意義や循環型社会の重要性について熱弁をふるいました。

4. 14:00 - 休憩
参加者の感想を交えながら、さらなる意見交換が行われました。

5. 14:15 - ディスカッション
- コメンテーター
- 中井徳太郎（一般財団法人三千年の未来会議代表理事）
- 吉川竜実（神宮司廳参事）
- コーディネーター
- 葛城奈海（ジャーナリスト）
ディスカッションでは、伊勢神宮の循環システムの実践例や現代社会との関わりについて活発な意見が交わされ、参加者全員が新しい視点を得る貴重な時間となりました。

6. 16:00 - 終了
セミナーの最後を締めくくり、参加者たちはそれぞれの新しい気づきを持って帰路につきました。

三千年の未来会議とは

一般財団法人三千年の未来会議は2023年8月に設立されました。彼らの目的は、現代文明が引き起こした環境問題に対し、次の1000年を見据えて持続可能な未来を築くことです。具体的には、地球環境の保全や改善に寄与するために、日本の経験や知見、さらには科学技術の成果をもとに情報発信を行っています。そして、地球環境の保全活動にかかわる個人や団体、企業を紹介し、活動への助成も行っています。このようにして、未来の世代への責任を果たすための取り組みを進めています。

今回の伊勢セミナーは、こうした活動の一環として、地域社会における地球環境保護の意識を醸成する重要な場だったと言えるでしょう。

私たち一人ひとりが、未来の地球のために何ができるのか、改めて考える機会となったこのセミナーに、多くの人々が参加したことに感謝します。