ヤマダホールディングス、山口県山口市に家電リユース工場新設!地域産業活性化と脱炭素社会実現へ
家電量販店大手、ヤマダホールディングスは、山口県山口市に家電リユース工場を新設すると発表しました。これは、地域産業の活性化と脱炭素社会の実現に向けた取り組みの一環で、山口市との間で「企業進出に関する協定」を締結しました。
新工場は、ヤマダホールディングスのグループ企業である株式会社ヤマダ環境資源開発ホールディングスと株式会社シー・アイ・シーが共同で運営します。両社は、家電やパソコンを中心とした製品のリユース・リサイクル・再資源化事業を展開しており、廃棄物の収集・運搬・再利用を含めた循環型社会の構築を通じて社会全体の環境負荷低減に貢献しています。
今回の山口県への進出は、ヤマダホールディングスのリユース事業強化の一環です。近年、環境配慮への意識が高まる中、質の高い家電をリーズナブルに提供するリユース製品への需要が高まっています。また、西日本における生産増強と、中国・四国・九州地方への製品輸送距離短縮によるCO2排出量削減も目的としています。
新工場は、山口テクノパーク内に建設され、2024年7月4日に協定が締結されました。ヤマダホールディングスは、新工場を通じて、地域雇用創出や地域経済活性化にも貢献していくとしています。
ヤマダホールディングスのリユース事業への取り組み
ヤマダホールディングスは、家電販売事業に加え、住建、金融、環境、その他の5つのセグメントにおいて事業を展開しています。環境セグメントでは、ヤマダ環境資源開発ホールディングスのもと、家電やパソコンを中心とした製品のリユース・リサイクル・再資源化事業を展開しています。
2022年5月には、ヤマダ東日本リユースセンター群馬工場を増設したシー・アイ・シーが、ヤマダデンキ店舗にてお客様から買い取りした家電製品を新品同様に再製品化するリユース事業の中核を担っています。
ヤマダホールディングスの今後の展望
ヤマダホールディングスは、今後もリユース事業を強化・推進することで、脱炭素社会の実現に向けた環境負荷低減を図り、また、山口市をはじめとする地方産業の活性化に取り組んでいきます。
ヤマダホールディングスの取り組みは、地域経済の活性化と環境問題への貢献という両面において重要な意味を持つと言えるでしょう。