リーガルテック、化学メーカー向けAI調査前整理ワークフローを提供開始
リーガルテック株式会社(東京都港区)が、知財・研究開発を支援するAIナレッジ基盤「IPGenius」を利用した化学メーカー向けの「AI調査前整理ワークフロー」の提供を正式に開始しました。この新しいワークフローは、特許明細書や実験データ、研究ノートといった、多種多様な情報をAIによって整理し、先行技術調査やFTO調査をスムーズに行えるようサポートすることを目的としています。
ワークフローの概要
本ワークフローは、化学分野特有の情報整理のニーズに応じて設計されています。具体的には、実施例や比較例から評価対象となった配合や条件を効率的に抽出し、材料名や商品名をさまざまな観点から整理します。これにより、調査の前提となる情報の準備が円滑に進むことが期待されています。
背景に存在する課題
化学メーカーにおいて、研究開発と知財業務は多岐にわたります。特に、樹脂や添加剤、溶剤などさまざまな材料や配合条件が関与するため、情報の整理には相当な手間がかかります。担当者の経験や専門知識に依存するこれらの工程は、調査漏れや整理の不均一さを生む要因となります。
現在の業務での具体的な課題
- - 実施例や比較例からの評価された配合の抽出
- - 異なる名称や略称を持つ材料の整理
- - 自社技術と他社特許の比較を可能にする情報の整備
- - 過去の関連案件の横断的検索の難しさ
これらの問題に対し、AI調査前整理ワークフローは抜本的な解決策を提供します。
具体的な機能
1. 評価対象配合の抽出
特許明細書や実験データから、実際に評価された配合や条件を明確に抽出します。これによって、調査に必要な情報を的確に集めることが可能になります。
2. 材料名・商品名の整理
同じ材料が異なる呼称で記載されることが多い化学分野において、特定の材料名を基にさまざまな呼称候補を整理・提示します。これにより、調査対象の漏れを防ぎ、より包括的な情報収集が行えます。
3. 先行技術調査の前処理
材料の配合や用途を詳細に整理することで、調査効率を向上させます。
IPGeniusの特長
IPGeniusは、単なるファイルの要約ではなく、組織内の知財・研究開発データを長期的に蓄積し、活用しやすい形式に整えます。これにより、知識の再利用が容易となり、業務全体の効率化が図れます。
今後の展望
リーガルテック株式会社は、今後も化学以外の分野、例えば食品や化粧品、電子材料に関連したAIワークフローを賜り、さらなる業務の効率化を目指します。
詳しくは製品ページをご覧ください。
企業情報
リーガルテック株式会社は2021年に設立され、特許調査や知の資産化に関する様々なサービスを展開しています。これを通じて、知財業務の効率化やコスト削減に貢献できる製品を提供し続けています。