新橋・虎ノ門に誕生した持続可能な食の拠点「Sustainable Food Lab」

新橋・虎ノ門地区に誕生した「Sustainable Food Lab」

2023年9月10日、東京の新橋・虎ノ門エリアに、持続可能な食の未来を築くための拠点「Sustainable Food Lab」がオープンしました。この施設は、食分野のスタートアップ企業が集う場所となり、共に成長することを目的としています。主な機能は、1階のオープンキッチンスペースと4階のシェアオフィスです。

1階：未来を創るオープンキッチンスペース

1階には、洗練されたデザインのキッチンラボが設置されています。ここでは、食領域のスタートアップ企業による試作や新商品の発表が行えます。カウンターバーテーブルの周囲は見た目にも美しく、料理が映える設計になっています。特に、調理試作を行いながら試食提供ができるため、来訪者とのインタラクションが生まれやすい環境です。

また、奥に設けられたプレゼンテーションスペースにはモニターが完備されており、商談に移行しやすくなっています。これにより、起業家はアイデアを即座にシェアし、ビジネス機会を広げることが可能です。

4階：スタートアップを支えるシェアオフィス

4階には、18席を備えたコワーキングスペースが登場。専用のロッカーブースや会議用のフォンブースが設置されています。また、コピー機や業務用冷蔵庫も完備されており、柔軟に利用できることが大きな特徴です。これにより、スタートアップ企業は日常的な業務だけでなく、顧客との面談や商談にも利用できます。

スタートアップ企業の入居予定

現在、以下のスタートアップ企業が入居予定です：

- 株式会社SYT
- 株式会社人生は上々だ
- 株式会社フィッシャーマン・ジャパン・マーケティング
- 株式会社グリーンエース
- 一般財団法人こゆ地域づくり推進機構
- Klik Eat Indonesia
- innovate360
- MYSC
- impact circle MY
- Kök Projekt

このように多様な企業が集まることで、食領域のイノベーションが促進されると期待されています。

アクセスの良さと周辺の魅力

「Sustainable Food Lab」は、東京都港区西新橋に位置し、交通アクセスが非常に良好です。「虎ノ門」駅から徒歩6分、「新橋」駅からも徒歩8分と、オフィスワーカーや近隣住民にとって利用しやすい環境が整っています。さらに、周辺には1,000以上の飲食店が集まり、昼夜を問わず飲食の需要が高いエリアです。

持続可能な未来の食を模索

「Sustainable Food Lab」は、食領域に新しいビジネスモデルである「フードテック」に注目しており、地域と連携してイノベーションを創出することを目指しています。今後もこの施設が、食を起点とした新たな技術やビジネスモデルの発信地となることでしょう。特に、農林水産省も支援を行いながら、日本発のフードテックビジネスを育てていくことに注力しています。