国際ファッション専門職大学における特別講義
国際ファッション専門職大学では、未来のファッションビジネスを担う人材を育成するために、世界の著名なクリエイターを招いた特別講義を頻繁に開催しています。この取り組みは、学生たちに業界の最新トレンドや実際のビジネスノウハウを学ぶ貴重な機会を提供しています。今回は、VISUAL MERCHANDISING STUDIO株式会社の代表取締役社長である堀田健一郎氏を講師に迎え、特に「ビジュアルマーチャンダイジング(VM)」についての講義が実施されました。
特別講義の内容と堀田氏の経験
6月25日、東京キャンパスで行われたこの特別講義には、ファッションクリエイション学科とファッションビジネス学科の学生たちが参加しました。堀田氏は、ルイ・ヴィトンジャパンやドルチェ&ガッバーナジャパン、イッセイミヤケなどのVM責任者として15年以上のキャリアを持ちます。その豊富な経験に基づき、彼は世界的ブランドにおけるVMの特徴や意義について解説しました。
特に興味深かったのは、SDGs社会においてのVMの役割や、デジタル時代における新たなアプローチについての具体例です。これにより、学生たちはVMが単なる視覚的な演出でなく、マーケティングとも密接に関連していることを理解しました。
質問タイムでの学生からの反響
講義後の質疑応答では、学生たちが活発に堀田氏に質問を投げかけました。「地域によってVMDをどのように調整するのですか?」や「最近の印象的なVMDの店舗は?」など、具体的な業界の動向に対する疑問でした。堀田氏は、これらの質問に丁寧に回答し、実際にインターン経験を持つ学生からの深い理解を求める意見にも耳を傾けました。
各キャンパスの学生から寄せられた感想も多く、特に東京キャンパスの学生は、実際のインターンシップを通じてVMの重要性を学び、マーケティング活動としての視点を持つようになったと述べています。また、大阪キャンパスの学生は、VMの仕事についてより具体的な理解を深めたことを喜び、将来的には堀田氏のもとでさらに学びたいという意気込みを示しました。
国際ファッション専門職大学の特色
「国際ファッション専門職大学」は、ファッションビジネスに特化した日本で唯一の新しい大学制度として2019年に設立されました。「服の、先へ。」を理念に掲げ、ファッションの枠を超えて幅広い視点から学びの機会を提供しています。全ての学生が海外のファッション現場での実習やインターンシップを経験することで、国際的な視野を養います。また、特別講義を通じて世界のトレンドを直接学ぶことができる点でも、他の教育機関とは一線を画しています。
今後も、国際ファッション専門職大学は、著名なクリエイターを招いた特別講義を開催し、学生たちに新たな学びを提供していく予定です。