フランス・テニス連盟(FFT)が、日本で開催する「ローランギャロス ジュニア シリーズ by ルノー」に、テニス界の伝説的選手ジャスティン・エナンが公式アンバサダーとして参加することが発表されました。エナン氏はグランドスラムで7回の優勝を誇り、特に全仏オープンでは4度も栄冠を手にした名選手です。この大会は、アジアの若手選手たちにとって貴重な機会であり、彼女の参加によってその注目度が一層高まることが期待されています。
今年の大会は、10月13日(スポーツの日)から19日まで、東京都世田谷区にある第一生命相娯園テニスコートで行われ、アジアの16歳以下の選手32名が参加します。選手たちは、フランス・パリで行われる四大大会の一つと同様のレッドクレーコートで、白熱した試合を繰り広げることになります。エナン氏の初めてのアンバサダー就任には、特別な意味が込められています。
エナン氏は大会中、選手たちのメンタリングやワークショップを通じて、次世代の才能を育てる支援を行う予定です。また、開会式も予定されており、彼女の指導を受けられる機会に多くの選手たちが期待を寄せています。優勝者には、フランスで行われる本戦に向けたトレーニングが待っており、特別コーチングセッションを通じて、エナン氏の直々の指導を受けることができます。
さらに、エナン氏は「ローランギャロスは私のキャリアにおいて特別な存在であり、この大会を通じてアジアの才能とともにその経験を共有できることを嬉しく思います」とコメントしています。また、本大会を盛り上げるための公式ポスターも発表され、テニス漫画『BREAK BACK』の作者KASA氏が手がけるデザインになっています。エッフェル塔やフィリップ・シャトリエ・コートが描かれたこのポスターは、エナン氏の片手バックハンドをテーマにし、日本とフランスを結ぶ架け橋としての意義を持っています。
大会を支援するルノーのステファン・バルバ氏は、エナン氏の参加や新ポスターに感銘を受け、「次世代の才能を支援する使命に深く関与することを誇りに思う」と述べています。そしてこの大会が、アジアの若き選手たちに新たなインスピレーションを与える場になることを期待しています。
また、日本テニス界を代表する松岡修造氏も13日にエキシビションと開会式に出席予定であり、彼の存在も大会への関心を高めています。松岡氏は、「このシリーズがアジアの選手の成長につながることを願っています。全仏オープンの雰囲気が日本で体感できる貴重な機会」と語りました。
今大会は、フランス・テニス連盟(FFT)とアジアテニス連盟(ATF)、日本テニス協会(JTA)が共同で開催するもので、優勝者には2026年パリで行われる『ローランギャロス ジュニアトーナメント』への出場権が与えられます。日本のジュニア選手が世界の舞台で成功するための第一歩を踏み出せるこの機会を、多くの人々が応援しています。
大会日程は以下の通りです:
- - 日程:2025年10月13日(月・スポーツの日)〜19日(日)
- - 会場:第一生命相娯園テニスコート(東京都世田谷区)
- - 入場料:無料
テニスファンや若き選手たちの大きな期待が寄せられる「ローランギャロス ジュニア シリーズ by ルノー」。次世代を担う選手たちが、ここから羽ばたく日を心待ちにしています。