新しい働き方を支援する拠点が京都に誕生！人に優しい職場環境とは

京都に誕生した新しい働き方の拠点

2024年、京都市に新たな働き方を提案する拠点『WORK RULE SHIFT KYOTO』（ワークルールシフトキョウト）がオープンしました。この拠点は、体調や家庭の事情によって働きにくさを感じている人々に対し、柔軟な就業規則を提供し、誰もが働きやすい職場環境を目指しています。

新しい職場環境への取り組み

『WORK RULE SHIFT KYOTO』では、働くルールを進化させるための様々な方法論が導入されています。この取り組みの核には「ワークルールシフト」というコンセプトがあります。このコンセプトは、企業の就業規則や労働条件に合わせられない人々を排除するのではなく、個々人の状況に応じた柔軟な働き方を実現することを目的としています。

ここから始まる新しい働き方

- アバター接客

アバター（分身キャラ）を用いたデジタル接客は、姿を見せずに働くことができる新しいスタイルの接客業です。この方式は、外見についての不安を抱える方や、遠隔地からの就業を希望する方にとって、働く環境を平等化する重要な役割を果たします。

- シフトフリー

働く時間の自由度を高める『シフトフリー』制度では、時間給ではなく納品制を採用し、出勤時間の厳密な設定をすることなく働くことができます。体調が良いときにだけ出勤することで、より自然な働き方が実現します。

- ワークシェア

一人の仕事を複数人でシェアする「ワークシェア」制度は、体調や生活環境に悩む方々に新たな希望をもたらします。この制度では、報酬が分配される代わりに、負担も軽減されるため、無理なく働き続けることが可能になります。

プロジェクトの展望

『WORK RULE SHIFT KYOTO』は、今後3年間にわたってさまざまな取り組みを行い、地域社会に新しい仕事の形を提案していきます。2024年9月2日にはオープニングイベントが行われ、共同代表の木戸伸幸氏が今後の計画についてお話しします。このイベントを通じて、多くの人々に新しい働き方を知ってもらいたいと考えています。

取り組みの背景

このプロジェクトは、一般社団法人NIMO ALCAMOが中心となり設立されました。メンタルヘルスの問題や就労環境の変化に対し、意欲を持って働きたい若者たちのための支援を目指しています。

更に、最低賃金の上昇により就労のハードルが高まっている現在、特に若者の中にはアルバイトすら難しいと感じる人が増えています。こうした状況において、柔軟な働き方を提案することが求められているのです。