革新の無線通信LiFi
2020-06-02 13:13:30
次世代無線通信技術LiFiがもたらす革新と可能性
次世代無線通信技術LiFiとは?
英国エジンバラ大学発のベンチャー企業「pureLiFi社」が開発したLiFi技術は、光を通信媒体として使用する次世代の無線通信方式です。従来のWiFiとの違いは、電波ではなく可視光を用いる点です。これにより、データの高速な双方向通信が可能となるのです。
LiFiの基本構造
LiFiは2011年にエジンバラ大学のハラルド・ハース教授によって初めて紹介されました。pureLiFi社のLiFi-XCシリーズは、無線基地局や無線ルーターの代わりに親しみのあるLED照明器具を利用します。これらの照明にはLiFi専用のアクセスポイントが内蔵されており、照明から発せられる光は特定のレートで変調され、データ信号として運ばれます。パソコンに接続した専用のUSBドングルによって光信号を受信し、高速で光ダウンリンクが実現します。さらに、光アップリンクでは目に見えない赤外線を使用するため、人間には感知されません。
LiFiの特長
セキュリティーの高さ
LiFiは光の特性を生かして、通信エリアを物理的に制限することが可能です。光は壁などを透過しないため、その範囲から離れていると通信は不可能となり、個人情報や企業の重要データを高いセキュリティで保護できます。
干渉のない通信
LiFiは光を媒体としているため、WiFiやその他の無線周波数との干渉がありません。この特性により、可視光スペクトルを利用した通信は簡便で、設置も容易に行えます。
位置情報サービスの活用
LiFiのアクセスポイントには固有のIPアドレスが割り当てられ、位置情報を活用したサービスの展開も可能です。特定の場所からの持ち出しを自動で感知するシステムなど、多様な応用が考えられます。
LiFi光アンテナの進化
pureLiFi社は2020年からギガビット対応のLiFi光アンテナの開発を進めており、今後はスマートデバイスへの組み込みが期待されています。これにより、様々なデバイスにLiFiが新たな通信手段として搭載され、業界全体にインパクトを与えることでしょう。
具体的な活用例
LiFiの実用化により、デバイス間通信やモニターとの接続、セキュアIoT、さらにはAR/VR環境、スマートホームのインフラなど、多岐にわたるアプリケーションが実現可能です。また、ストリーミングサービスなど新たな分野にも広がりを見せるでしょう。
展示会情報
pureLiFi社は、12月に東京ビッグサイトで開催されるワイヤレスジャパン2020に自社製品を出展予定です。これにより、LiFi技術をより多くの人に知ってもらい、実感してもらう機会となります。
会社情報
エジンバラ大学で開発されたLiFi技術のパイオニアであるpureLiFi社は、2012年に設立されて以来、革新的な光無線通信の実現に向けて努力を続けています。さらに、日本国内では太平貿易が公式代理店としてpureLiFi社の技術を市場に広めています。1955年に設立された太平貿易は、産業機器や光関連機器の専門商社としても知られ、高度な技術力を提供しています。
お問い合わせ
LiFiによる未来の通信技術に興味のある方は、ぜひ太平貿易株式会社の開発営業課までお問い合わせください。 光無線の進化を共に感じ、体験していきましょう。
会社情報
- 会社名
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太平貿易株式会社
- 住所
- 東京都中央区日本橋本町2-2-2日本橋本町YSビル4F
- 電話番号
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03-3270-4826