レアル・マドリードの若きスターが教えるスペインサッカーの極意

この冬、サッカー界の注目を集める特別なイベント「DREAM CAMP」がスペイン・マドリードで開催されました。このキャンプでは、レアル・マドリードに所属するブラヒム・ディアス選手が、対象となる子供たちに向けたトレーニングを行いました。岡部将和氏が主導するこのプログラムは、単なる技術指導に留まらず、世界のサッカーシーンで戦うためのマインドセットをも教えています。

DREAM CAMPの概要

開催日時は2023年12月15日から25日までの11日間で、参加者は小学1年生から中学1年生までの子供たちです。特に注目すべきは、このプログラムが日本では味わえない貴重な経験を提供している点です。参加者たちは、スペインのサッカー文化を間近で体感しながら、トップレベルの選手からの直接指導を受けることができます。

スペシャルトレーニングの様子

DREAM CAMPのメインイベントとなる「ブラヒムスペシャルトレーニング」では、ブラヒム選手が子供たちに3日間にわたってみっちりと指導を行いました。ユース年代からスペイン代表に選出されているブラヒム選手は、緊張した様子の子供たちに、トレーニングを通じて徐々に笑顔を見せられるような姿勢を引き出しました。

指導内容は、実践的なスキルに留まらず、試合前の準備やマインドセット、ライバルと戦うための心構えについてなど多岐にわたります。子どもたちからの質問が集中する中、ブラヒム選手は真剣な眼差しを持つ子供たちに向き合い、心温まるアドバイスを提供していました。

別日のミニ大会

さらに、都市のサッカークラブを招待したミニ大会も開催され、レガネスやラージョバジカーノなど地元のチームが24チーム参加。国際的な交流を図り、同世代の選手たちと競うことで、参加者たちはサッカーのレベルの高さを体感しました。

岡部代表の思い

このプログラムの背景には、岡部将和氏の熱い想いがあります。「子供たちが挑戦できる道を作るために、大人たちが勇気を持って挑戦する姿を見せることが大切だ」と語る岡部氏。彼は、参加者たちが夢を持ち続け、それを実現するために必要な経験を提供することがこのキャンプの目的であると強調しました。

今後も、世界のトップ選手と触れ合う機会を作り、子供たちの夢を支える活動を続けていきたいとのことです。