共生の輪を広げる
2025-11-04 14:15:51

近大生と高校生が共に歩む外国人技能実習生との交流プロジェクト

近畿大学生と和歌山高校生が共に育む外国人技能実習生との交流



近畿大学国際学部の桑名恵ゼミは、令和6年(2024年)に開始した国際交流プロジェクトを深化させ、令和7年(2025年)11月10日(月)に和歌山市の国際ビジネス情報協同組合本部で開催予定の交流会に向けて準備を進めています。この交流会は、外国人技能実習制度をテーマにし、近畿大学の学生と近畿大学附属和歌山高等学校の生徒、市内で働く外国人技能実習生が一堂に会し、互いの文化や考えを共有する貴重な機会を提供します。

プロジェクトの目的


このプロジェクトの主な目的は、外国人技能実習制度の理解促進と、多様性を尊重する社会の実現です。国際ビジネス情報協同組合と連携して行う交流会では、外国人技能実習生が自国の文化や生活について紹介し、近畿大学国際学部の学生や和歌山高校生が日本の伝統文化や食文化を実践的に教える場を提供します。こうした取り組みを通じて、異文化理解を深め、学生たち自身の成長に寄与することが目指されています。

交流プログラムの内容


交流会は13:30から16:30まで行われ、様々なプログラムが用意されています。

1. 自国紹介(13:30 - 13:50)
外国人技能実習生が自らの国の文化、生活、食事について紹介し、体育生や高校生が異なる価値観に触れる機会を持ちます。

2. 毛筆体験(13:50 - 14:20)
書道を通じて、実習生が日本文化に直接触れる体験を行います。同時に学生たちは教えることを通じて、非言語的コミュニケーションを学ぶ重要な機会になります。

3. 日本食体験(14:20 - 14:50)
高校生が日本の食文化を実践し、実習生との対話を通じて文化的背景や価値観の違いを感じ取ります。

4. 「夢の木」作り(14:50 - 15:20)
参加者全員が自分の夢を書くことで、コミュニケーションを深め、お互いの将来の思いを共有する場を設けています。

5. インタビュー(15:20 - 15:30)
高校生や大学生が実習生に質問をし、双方向の対話を通じて日本における技能実習制度や彼らの背景に対する理解を深めます。

参加者と期待される効果


この交流会には、外国人技能実習生が26名(インドネシア、タイ、中国、ミャンマー)を含む多くの参加者が集まります。近畿大学からは桑名ゼミ生15名、和歌山高校からも希望者を募り、15名が参加予定です。

このプロジェクトを通じて、高校生は「教える」経験から国際的な視野を広げ、実習生は自らの夢や経験を共有することで社会との接点を持つことが期待されます。また、国際的な理解や共生の重要性を認識するきっかけともなり、さらなる学びを深める新たな場を育成していく計画です。

未来への展望


本プロジェクトは、単なる文化交流に留まらず、相互に成長し合い、理解を深めることを目的としています。参加者が得る経験は、今後の社会における多様性への理解を育むことに貢献します。将来的には、ここで得られた学びを活かし、外国人技能実習生との関係をさらに深めていくための新たな取り組みが行われる予定です。

私たちの小さな一歩が未来へとつながる大きな一歩になればと願っています。

会社情報

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学校法人近畿大学
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