日本酒「錦鯉」が描く美しいこいのぼりに出会う新潟の酒蔵

新潟の酒蔵「今代司酒造」

新潟市中央区にある今代司酒造は、1767年に創業した伝統的な酒蔵です。日本一の蔵元数を誇る新潟県に位置し、交通の便が良く新潟駅からも徒歩15分ほどでアクセス可能です。

今年、今代司酒造は日本酒「錦鯉」の発売から10周年を迎えました。これを記念し、オリジナルのこいのぼりを直売店内に設置し、酒蔵見学に訪れる人々を迎えています。この特別なこいのぼりは、こどもの日を前に華やかさを添え、酒蔵内を優雅に泳いでいます。

酒蔵の見どころ

毎日行われている酒蔵見学は、訪問者にとって貴重な体験を提供します。スタッフが同行し、酒の製造工程や歴史をわかりやすく説明してくれます。また、酒蔵では、酒質にこだわり、すべて純米仕込みで製造された日本酒を味わえる機会もあります。試飲は無料で、季節ごとのお酒やノンアルコール甘酒も楽しめるため、どなたでも大歓迎です。

見学中、特に印象深いのは酒蔵内に設置されている錦鯉の水槽です。本物の錦鯉に触れられる体験は、子どもたちにも大変人気があります。日本酒「錦鯉」そのものを体現したデザインやストーリーが、生酒の魅力を一層引き立てています。

「錦鯉」の誕生の背景

「錦鯉」の誕生には、長い日本酒の歴史が影響を与えています。かつては酒を薄めて出荷していた時代、今代司酒造は薄めない酒造りを貫き、酒屋からも喜ばれた逸話が残されています。この「金魚酒」とのエピソードを背景に、今代司酒造は威風堂々としたお酒を作りたいとの思いから「錦鯉」を発表しました。美しいデザインと高品質な酒質は、国内外からも評価され、今や日本の代表的な銘柄の一つとなっています。

祝いや贈り物にも最適な日本酒

「錦鯉」は、鮮やかさと清らかさを兼ね備えた日本酒です。贈り物としても重宝されており、特に昇進や還暦のお祝いなど、重要な記念日にはぴったりです。また、ボトル自体が錦鯉の形を模しており、贈り物としてだけでなく、インテリアとしても楽しめるデザインとなっています。

訪問情報

新潟の今代司酒造は、訪れる人を心から歓迎しています。特にGW期間などの混雑する時期にも営業しており、訪問に際しての予約は必要ありません。気軽に立ち寄り、酒蔵の魅力に触れる時間が持てます。

酒蔵内は、明治中期の建物をリノベーションした直売店で構成されており、そこでしか手に入らない特別なお酒や雑貨も販売しています。見学を通じて、日本酒の魅力を深く理解した後に、お土産をぜひ選んでみてください。