斎宮で楽しむ新たなフォトウェディング体験
三重県明和町の観光地域を活性化するために、一般社団法人明和観光商社が新たな取り組みを発表しました。この度、斎宮を舞台にした十二単のフォトウェディングサービスが開始され、町の文化資源を活かして観光の振興を図っています。登録された地域DMOとして、観光施策の中心的な役割を果たす明和観光商社は、地域の歴史と文化を大切にしながら最新のウェディングスタイルを提案します。
このプロジェクトの目玉は、「斎宮跡」を背景にした十二単を着用したフォトウェディングです。これにより、平安時代を感じさせる特別な体験をカップルに提供し、歴史文化の発信に寄与します。10月14日(月・祝)には、キックオフイベントが「さいくう平安の杜」で開催され、十二単の着付けショーや婚礼衣装の紹介が行われます。このイベントを通じて、多くの人々に斎宮の文化を体験してもらうことを目的としています。
斎宮とは
斎宮は、平安時代中期から後期にかけて、伊勢神宮の祭祀を行うために選ばれた女性たちの居住地でした。国指定史跡斎宮跡は、700メートルにも及ぶ広大なエリアであり、その中には多くの歴史的遺物が眠っています。発掘調査は昭和45年から始まり、保存も進められてきました。この恩恵を受けて、斎宮の重要性は高まり、地域の観光資源として新たな価値が創出されています。
今回のフォトウェディングサービスは、斎宮跡の美しい景観を背景に、特別な日の思い出を記録する絶好の機会です。カップルは、普段は味わえない伝統文化の一部に触れることができ、心に残る体験が得られます。
持続可能な観光地域づくり
明和観光商社は、地域課題への解決策を模索し、持続可能な観光地域づくりを目指しています。観光のあり方が変化していく中で、披露宴だけでなく、今回はウェディングフォトという新たなニーズに応えるサービスを展開しています。フォトウェディングを通じて、地域に訪れる人々が文化財を知る機会が増え、さらなる観光振興へと繋がっています。
このプロジェクトは、町民と観光客をつなぐ架け橋となり、地域の魅力を広める一環として期待されています。また、観光客が増えれば、地域経済も活性化するため、持続可能な観光の確立を目指した取り組みが進むことでしょう。明和町の魅力がより多くの人々に伝わることが期待されます。
イベント詳細
キックオフイベントの詳細は以下の通りです。
- - 日時: 10月14日(月・祝) 午後1時00分受付開始、午後1時30分からイベント開始(十二単着装約30分)
- - 場所: さいくう平安の杜(西脇殿)、住所: 明和町斎宮2800
- - 内容: 十二単の着付けショーおよび婚礼衣装の紹介(約1時間を予定)
雨天時は中止の可能性がありますが、状況に応じて撮影も行われる予定です。斎宮での特別なフォトウェディングにぜひ参加して、平安時代の雰囲気を体感してみてはいかがでしょうか。
明和町の伝統と文化、美しい風景をバックにしたフォトウェディングは、訪れる方々にとって忘れられない体験となることでしょう。