おいしい健康と京都府立医科大学が共同研究をスタート
株式会社おいしい健康は、京都府立医科大学大学院医学研究科消化器外科学とともに、
デジタルヘルスを用いた胃がん切除術患者の伴走支援に関する共同臨床研究を開始しました。この研究は、患者の健康状態の改善やQOLを高めることを目的としています。本研究では、AIを活用した献立提案や栄養管理が行われる予定です。
日本における胃がんの現状
現在、日本では約11.3万人の胃がん患者が存在しており、毎年約9.4万人が胃がん切除手術を受けています。治療技術の進歩により生存率は向上していますが、手術を受けた患者はその後の食生活や健康状態にさまざまな影響を受けることが知られています。特に術後には「胃切除後症候群」と呼ばれる副作用が発生し、体重減少や栄養不足が懸念されます。
胃切除後症候群には、早期ダンピング症状や貧血、骨粗しょう症などが含まれ、これらは患者のQOLを低下させる要因となります。食事療法がその対策の中心となっており、食事の回数を増やすことや、高タンパク・高カロリー食の摂取が推奨されています。
新たな研究の目的と方法
この共同研究の目的は、胃がん手術後の食事療法をAI献立アプリを通じて支援し、患者の回復を助けることです。患者はこのアプリに自身の状態を登録することで、その状態に適したレシピを提案されます。退院後は、安心して食べられる食品やレシピが提示され、患者の栄養摂取と体力回復が期待されます。さらに、食事記録やアプリの利用データを分析し、回復過程やQOLの向上に向けた新たな知見を得ることを目指します。
研究責任者とCEOのコメント
研究責任者である京都府立医科大学の塩﨑教授は、「本研究では、患者さんに寄り添ったサポートを行い、術後QOLの向上を目指します」と述べています。また、おいしい健康のCEO野尻哲也氏は、自らの入院経験を交え、「アプリを通じて胃切除後患者への支援を実現し、医療現場にも貢献していきたい」と期待感を示しています。
おいしい健康アプリの機能
おいしい健康が提供するAI献立・栄養管理アプリは、利用者の健康状態や食の好みに基づいて最適な献立を提案し、手軽に栄養管理を支援します。これにより、患者は日常生活の中で自分に必要な栄養を効率的に摂取できるようになります。
企業概要
株式会社おいしい健康は、食事と栄養の管理を通じて健康的な生活をサポートするスタートアップ企業です。今後も、デジタルヘルスを活用した革新的なサービスの開発に力を入れ、地域医療に貢献していくことを目指しています。