新宿に誕生したアートスペース「WALL_shinjuku」
新たにオープンしたアートスペース「WALL_shinjuku」は、MEET YOUR ARTとルミネのコラボレーションによって誕生しました。この新しいスペースの目的は、特に若手アーティストとの出会いを促進し、アートを特別な形で体験することです。
位置する場所は、新宿駅から徒歩1分という非常に便利なロケーション。観光客や通勤客にとっても立ち寄りやすい魅力的なスポットとなっています。「WALL_shinjuku」は、ルミネが大切にしてきた「言葉で心を捉えるコピー」を基に、毎シーズン異なる女性アーティストによる展示を行います。作品は言葉とともに展示され、購入も可能です。
開幕を飾る高山夏希の個展
記念すべき初回展示は、アーティスト高山夏希による「推力の鳴く弧の此方」です。この展示は、アートと文学の関係性を考察した新作3点が披露される予定です。高山は展示の内容に対し、フランスの哲学者バシュラールの著書から引用した言葉や、ゴッホの理念を取り入れています。このようにアートが引き出す言葉の繋がりを視覚的に体験できることが魅力です。
オープニングレセプションは2024年9月18日(水)の18時から20時に開催され、訪れた方にはオリジナルのステッカーがプレゼントされます。作家の高山も在廊し、直接アートに対する情熱を語る機会も設けられているため、アートファンにとって貴重な体験となるでしょう。
高山夏希のアートの特徴
高山夏希の作品は、現代アートにおいて重要な要素の一つである「材料との対話」を大切にしています。アクリル絵具を独特の手法で扱い、様々な形や感触を生み出すそのスタイルは、視覚的な魅力を与えるだけでなく、触覚的なアプローチでも観客を惹きつけます。彼女の作品には、物体や人間との一体感を取り戻そうとする意志が表現されています。アートを通じて、私たちの日常生活に潜む「生命」(生の円)を再認識させる力があるのです。
連携の重要性
MEET YOUR ARTの取り組みは、単にアートを展示するだけでなく、アーティストが声を持ち、広がる場をつくることに焦点を当てています。このようなアプローチは、アートが私たちの生活の中でどのように機能するのかを再考する良い機会となります。「WALL_shinjuku」はその象徴的な場であり、今後も多くの新しい才能と出会うプラットフォームとして期待が寄せられています。
「WALL_shinjuku」では、今後もセレクションしたアーティストによる展示が予定されています。アートを楽しむ新たな場所として、新宿の地でさらなる成長を遂げることでしょう。高山夏希の作品をはじめ、期待が高まります。そして、多くの人々がアートに触れ、心を動かされる瞬間を体験することでしょう。
皆さんもぜひこの新しいアートスペースを訪れ、アートの新しい側面に触れてみてはいかがでしょうか。