株式会社SDAT、2025年7月に鹿児島倉庫を開設し配送力向上を図る

株式会社SDAT、鹿児島倉庫を2025年7月に開設

株式会社SDATは、2025年7月1日に鹿児島県鹿児島市谷山港に新しい倉庫を開設することを発表しました。この新たな物流拠点は、九州地区における同社のアルミ圧延品の販売強化を目的としており、地域産業の発展に寄与することを目指しています。

新倉庫の特徴と目的

新設される鹿児島倉庫は延床面積660㎡を誇り、効率的な物流を実現するさまざまな設備が整っています。具体的には、常温保管、小口梱包、フォークリフト、そして先進的な在庫管理システムが導入されています。これにより、SiB製品（シリコンインジェクションバルブ）やアルミ板、特に建築用や半導体向け板材に対応し、顧客ニーズに迅速に応えることが可能です。

また、配送手段にはウイング車、平車、ユニック車が用いられており、柔軟な配送対応が行われます。過去の配送経験を活かし、顧客の期待に即したサービスを提供していく方針です。

九州地域の産業支援を狙う

SDATは、すでに福岡倉庫を運営しており、今回の鹿児島倉庫開設により、北部から南部にわたる九州全体への配送力を大幅に強化します。これは、九州地域における工場進出の増加に迅速に対応するための重要なステップです。

さらに、大阪堺市の物流センターとの連携を強化し、陸上輸送だけでなく海上輸送をも活用することで、全体的な物流コストを削減する狙いも持っています。これにより、顧客への迅速なサービスと同時にコスト面でも優位性を図ることが可能になります。

業界の変化と新たな需要への対応

近年、建業界や製造業界では高品質なアルミ製品の需要が高まっています。SDATは、そのニーズに応えるために倉庫内の商材の在庫を充実させる計画です。特別な仕様やサイズの製品にもしっかりと対応し、顧客の多様な要望に応えていきます。

地域の発展に貢献

この新倉庫開設により、SDATは全国で4つ目の拠点を持つことになります。すでに大阪、福岡、沖縄といった重要な地域に強固な物流網を築いていますが、鹿児島を加えることでさらにリスク分散やBCP（事業継続計画）対策としての機能も充実します。災害時の備えも大事にしつつ、地域産業の発展をサポートしていく姿勢が求められます。

SDATは今後も、北九州から南九州の産業支援を通じて地域経済の活性化に寄与していくことを約束します。新たな倉庫によるサービスの向上が期待される中、顧客との信頼関係を一層深めることが、企業としての成長に繋がるでしょう。