xID、DID/VC共創コンソーシアムへ正式加入
東京・千代田区に本社を置くGovtechスタートアップ、xID株式会社が2024年7月25日、DID/VC共創コンソーシアム(以下、DVCC)に正式に加入したことを発表しました。xIDは、マイナンバーカードとデジタルIDを駆使して、自治体や企業の課題解決、さらには新規事業の創出を支援することを目指しています。
背景と目的
昨今、デジタル社会の進展に伴い、分散型ID(Decentralized Identifier、DID)や検証可能な資格証明(Verifiable Credential、VC)の重要性が高まっています。特に、マイナンバーカードが普及している中、セキュリティやプライバシーを強化した、高度なデジタルIDソリューションへのニーズが急増しています。
xIDは、マイナンバーカードやデジタルIDに関する専門的な知見を持ち、独自のデジタルIDソリューション「xID」を開発・提供しています。この技術を基に、DVCCでは他の企業と連携し、マイナンバーカードの本人確認機能とDID/VC技術を融合した革新的なプロジェクトを推進していきます。
今後の取り組み
xIDのDVCC加入により、同社は以下の活動に注力する方針です:
1.
DID/VC技術におけるマイナンバーカード利活用アーキテクチャの検討
2.
マイナンバーカードを活用したDID/VCのユースケースの研究と実証実験
3.
DID/VC技術を活用した新規ビジネスの共創
4.
デジタル庁や関連省庁との協力によるDID/VCの社会実装に向けた提言
DID/VC共創コンソーシアムについて
DVCCは、デジタル社会の安全性向上に寄与することを目的に、2023年10月に設立されました。日本国内でのビジネスユースケースの実証や、相互運用のルール整備を行い、DID/VCの普及を進めています。加えて、安心なデジタル社会を実現するために、様々な企業や団体と協力して活動を展開しています。
xID株式会社のビジョン
xIDは、マイナンバーカードとデジタルIDを活用した自らの事業支援活動を通じて、企業間や官民の壁を超えた“信頼あるデータの利活用”を実現し、経済の成長と社会的問題の解決を同時に行うことを目指しています。これにより、人間中心の社会の実現、Society5.0の実現を図っていきます。
xIDの公式サイトや人材採用情報、ブログなどもぜひご覧ください。