東京、ソウル、台北が手を組む大規模起業支援プログラム始動

株式会社ud.Japanが東京都のプログラムに採択

東京都が実施する「多様な主体によるスタートアップ支援展開事業（TOKYO SUTEAM）」に、株式会社ud.Japanが令和7年度の協定事業者として選ばれました。このプログラムは、2025年10月から2027年3月までの期間にわたり実施され、アジアの社会課題解決に挑戦する若手起業家の発掘と育成を目指します。

TOKYO SUTEAMの概要

東京都は2022年11月に「Global Innovation with STARTUPS」を策定し、スタートアップを支援するための新たな戦略を展開しています。令和7年3月には「2050東京戦略」を策定し、2035年までの政策目標を設定しました。この計画の一環として、TOKYO SUTEAMは多様な支援者たちの協力を通じて、東京のスタートアップエコシステムを強化し、企業の創出と成長を促進しようとしています。

ASIA IMPACT NEXUS-TOKYOプログラム

今回採択された「ASIA IMPACT NEXUS-TOKYO」は、東京、ソウル、台北の三都市による連携プログラムです。U30世代の起業家を対象に、社会的課題の解決をテーマにしたインキュベーションプログラムを提供します。参加する若手起業家は、専門的な教育プログラムやコーチングを受けながら、社会課題をビジネスチャンスに変えるためのスキルを学ぶことができます。

参加企業・団体の意気込み

株式会社ud.Japanの代表取締役キム・ジョンホンは、このプログラムにわくわくしていると述べています。彼は、「社会課題の解決」と「持続可能な成長」を両立させるインパクトスタートアップを創出することが目標だと語っています。

他にも、特定非営利活動法人The Peace Frontや株式会社Armoryなど、各参加企業の代表者も、若い起業家の育成に向けた意気込みを語り、地域や国を超えた新たな可能性を開くことを目指しています。