茨城での鳥獣対策
2017-10-13 14:00:22
ドローンを用いた新たな鳥獣被害対策実験が茨城県で始動
ドローンによる鳥獣被害対策実験が開催される
近年、農作物の被害をもたらす野生動物の問題が深刻化しています。日本国内では、イノシシやシカが農地に侵入し、作物を壊したり、さらには住宅に侵入して被害を出すケースが増えてきました。その結果、年間で約230億円もの損失が発生しており、被害面積はなんと9.7万ヘクタールに達しています。
このような問題の原因として挙げられるのが、高齢化社会と人口減少による地域の変化です。また、里山の減少が緩衝地帯を減らし、野生動物が人間の生活圏に近づく要因ともなっています。特にハンターの高齢化は深刻で、彼らが効果的に動物を管理するためのリソースが不足しています。従来の方法に加え、発信機を使った監視システムが導入されていますが、システムの重量や電池寿命、さらには動物愛護の観点からも効率的な対策とは言えないのが現状です。
そこで注目を集めているのが、ドローンを活用した最新の対策技術です。ドローンの搭載可能な赤外線カメラを用いることで、イノシシの群れを特定する試みが行われます。これにより、より効果的な管理策を検討し、今後の農作物被害の軽減を目指しています。
この「ドローンによる鳥獣被害対策実験」は、2023年10月17日(火)に茨城県フラワーパークで実施されます。雨天の場合は予備日として10月19日(木)に行われる予定です。集合時間は13時から15時30分までで、参加希望者はフラワーパークの駐車場に集まります。アクセスも簡単で、土浦北ICから車で約15分、石岡駅からはバスや車での移動が可能です。
この実験は、株式会社ドローンネットが主催しています。同社はドローン技術とITを融合させたビジネスに取り組んでおり、様々なサービスやイベントを通じてドローン市場の拡大を図っています。ドローン市場は日々発展を続けており、今後の成果が期待されます。
参加者には最新技術についての理解を深める機会ともなるため、興味のある方はぜひ足を運んでみてください。技術の進化により、鳥獣被害対策がどう進化するのか、その一端を目撃できる貴重なチャンスです。
株式会社ドローンネットの概要
株式会社ドローンネットは、東京都渋谷区に本社を置く企業です。2017年に設立され、ドローンとIT技術を駆使した新たなビジネスを展開しています。6つの事業を展開し、技術者の育成から流通まで幅広い領域に関与しています。詳細は公式ウェブサイト(http://drone-net.co.jp/)を訪れてください。さらに、ドローン販売の専門ウェブストアや、ドローンに関する最新情報を提供するメディアも運営されています。これからも新しい動きが期待される企業です。
会社情報
- 会社名
-
株式会社ドローンネット
- 住所
- 東京都千代田区麹町4-3-29VORT紀尾井坂1F
- 電話番号
-
03-6261-6018