デニムアート展 御紹介
2023-09-06 12:00:02

デニムとアートの交差点『SETO INLAND LINK』倉敷での新たな試み

多様な個性が交差するデニムをテーマにしたアート展『SETO INLAND LINK』



2023年の秋、岡山県倉敷市の美観地区にて、癒toRi18株式会社とSETO INLAND LINK実行委員会によるデニムをテーマにした展覧会『SETO INLAND LINK』が開催されます。このイベントは、10月7日から9日までの間、デニムに関連するアート作品を展示し、様々なアーティストが参加します。

デニムが紡ぐ多様な個性



本展のコンセプトは「デニムが紡ぐ多様な個性」です。デニムという素材は、使用者によって異なる風合いや表情を持ち、その個性を楽しむことができます。それぞれのアーティストやクリエイター、岡山県内の学生、さらには特別支援教育を受けている小学生までもが、自分の個性を反映させた作品を発表します。これらの作品は、児島虎次郎記念館、旅館くらしき、倉敷物語館の3つの会場に展示される予定です。

製作に使用される素材は、癒toRi18を含む地元のデニム製造会社が保有する残反が中心で、その独自の素材感が作品に新たな魅力を加えています。また、近年、高騰しているヴィンテージデニムも展示され、その中には700万円を超える貴重なアイテムもあります。

地域とデニム産業の未来



展覧会の意義は、デニム産業全体の価値を高め、地域の活性化に寄与することにあります。児島は国内外で有名なデニム産地ですが、職人の高齢化や次世代の後継者不足が深刻な問題となっています。特に、労働環境や価格競争により若い世代が業界に興味を持たなくなり、技術や知識が受け継がれない状況があります。これを打破するために、デニムを単なる製品ではなく、クリエイティブなアートとして位置づけ、若者たちに新たな魅力を伝えていくことが求められています。

この展覧会を通じて、デニムに対する興味を喚起し、地域の未来につながる新たな担い手を育成することが目指されています。

美観地区の魅力と革新的なアートの融合



美観地区は江戸時代からの伝統的な景観が残る地域であり、国の重要伝統的建造物群保存地区にも指定されています。児島虎次郎記念館は、モダンな銀行建築を生かして再生され、旅館くらしきは静かな佇まいの伝統建築、倉敷物語館は江戸時代の名家を改装した美しい建築が特徴です。これらの歴史ある建築と、革新的なデニムアートが融合することで、訪れる人々に非日常的な体験を提供します。

今後の展望



『SETO INLAND LINK』をきっかけに、人々や物、企業がデニムを通じてつながり、多様なリンクが生まれることを願っています。ぜひ、倉敷の美しい景観の中で、新たな可能性を発見しに来てください。入場は無料で、多くの人々に楽しんでもらえる機会となるでしょう。

展示概要


  • - 名称: SETO INLAND LINK
  • - 日時: 2023年10月7日(土)~9日(月・祝)
  • - 開場時間: 9:30~20:00(9日19:00まで)
  • - 会場: 児島虎次郎記念館、旅館くらしき、倉敷物語館
  • - 入場料: 無料
(駐車場は近隣の有料駐車場をご利用ください)

展示は無料で開放されており、多くの方々に楽しんでもらえるよう、心からお待ちしております。

会社情報

会社名
癒toRi18株式会社
住所
岡山県倉敷市児島下の町8-8-4
電話番号

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